どこでもGO

こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春 角川武蔵野ミュージアム 迫力ある映像 すごい没入感

こんにちは!どこでもGOです!

東京の東所沢にある角川武蔵野ミュージアムでやっている企画展「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」を見てきました。ここのミュージアムはよくある美術館の展示方法とは全く違うアプローチをとっています。プロジェクションマッピングの迫力ある映像で心の底にズドンと突き刺さります。

ご紹介しますね。

引用:角川武蔵野ミュージアムのエジプト展のHP

目 次

 

1. 体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春 とは

なぜ今エジプト展なの?

なぜなら、昨年2022年は、考古学者のハワード・カーターが1922年にツタンカーメンの王墓を発見してから100年という記念の年だからです。ピラミッドと古代エジプト文明は今も様々な研究、発掘がされ、新しい発見も相次いでいます。本展覧会は、世界で最も有名な王の一人であるツタンカーメンにフォーカスしたものです。

 

本展覧会に展示してある発掘品・美術品は全てレプリカ、複製品です。スーパーレプリカと言って、通常よりかなり高精細で本物を忠実に再現したもので、世界に3セットしかない物です。

これらの品々、プロジェクションマッピングに代表される様々なデジタルコンテンツを通して、ツタンカーメンの心情に迫る事ができます。また、この王墓を発見したハワード・カーターの感動・興奮を共有できる先進的な構成になっています。

 

2. 光るマンホール

最寄り駅の東所沢駅より、角川武蔵野ミュージアムのあるところざわサクラタウンまでの間の歩道には、28ヶ所もの自照式のLEDマンホールが設置してあります。所沢上下水道局が日本で初めて2020年8月に設置した自発光するLEDマンホールです。

夜になると光るので大変美しいマンホールになります。マンホールの横には、電源となるソーラーパネルを設置してあります。明るさは通行の邪魔にならないよう、適切な照度になっています。

光るマンホールに関しては下記記事の第8章で紹介してますので、参考にね!

dokodemogo.jp

 

3. 角川武蔵野ミュージアムに到着・入場

何度も来ているのでわかってはいますが、ホント!すごく奇抜なデザインですね。国立競技場をデザインした、有名な建築家隈 研吾さんの2万枚の花崗岩で覆った石の美術館です。

チケット購入カウンターです。早朝などは混みますが、ひと波過ぎればそれ程混んではいないです。今回は展覧会初日の土曜日の午後に行ったのですが、窓口は混んでいませんでした。たぶん、今後も混まないのでは?

通常、ネットから事前に日時指定で入場券を購入すると、¥200引きになるケースが多いのですが、今回の展覧会では、当日窓口販売とネット購入とでは同額です。

 

4. 展示内容

ツタンカーメンは、父・アクエンアテンの後をわずか8~9歳で継ぎ、19歳で亡くなったとされています。ファラオの1人です。この年齢はまさに青春時代。どのような青春だったのでしょうか。(ファラオとは、エジプトの統治者の称号です。なので、ツタンカーメンはファラオの1人です。)

展示室は下記の構成になっています。広さ的には大きい方ではありません。

引用:展覧会のパンフレット

いよいよ、3300年前にタイムスリップ!ドキドキです。

 

5. 序章 ツタンカーメンの王墓

展覧会場を入ってすぐのエリアは、ツタンカーメンの王墓を再現した空間です。「雌ライオンの飾りのある儀式用寝台」です。

100年前の1922年、考古学者ハワード・カーターが王墓を発見した現場を再現しています。「珪岩製の石棺」

 

6. 中央展示

これがメインの展示であるプロジェクションマッピングでの映像です。映像は幅40m、高さ4.5mの巨大スクリーン及び床面に、13台のプロジェクターで高精細に映し出されます。

古代エジプトの創生から神々の変遷をたどるとともに、ツタンカーメンの生涯を目で、耳で、身体で感じるデジタルコンテンツです。これはブログでは伝えきれません。この没入感、一体感は会場でないと感じる事のできないものです。映像は約10分間で繰り返し映し出されます。

今回は会場突き当りのスクリーン(壁)及びその周辺のみでの展開です。以前の展覧会では会場全体、かなり広範囲でのプロジェクションマッピングでしたが、かなり狭い範囲となっています。だいたい、5分の1ぐらいでしょうか。それでも感じるには十分な広さです。

スクリーンの前には、ツタンカーメンの顔を覆っていた黄金のマスクが輝き、その後ろにはツタンカーメンのミイラが納められていた3つの棺、その外側にあった3つの厨子(ずし:棺などの大切な物を納める箱)が、連続的に配置されています。

現在本物はカイロのエジプト考古学博物館に所蔵されています。

マスクは統一エジプト王である事の象徴です。

 

7. 第1章 ツタンカーメンの青春

少年王ツタンカーメンの生活や結婚事情の展示です。

「儀式用戦車」

ツタンカーメンの王墓からは5,000点以上の埋葬品が発見されていますが、その中には葬送儀礼に関わるものだけでなく、彼が使用していた日用品も数多くありました。

まん中の椅子「黄金の王座」

まん中右の椅子「永遠の象徴ヘフ神の透かし彫りのある木製椅子」

 

8. 第2章 古代エジプトの死生観とミイラ

古代エジプト人は「死」をどのように捉えていたのか。第2章ではミイラ作りを含めた死者の埋葬方法から、当時の人々の死生観について考えさせられます。

右の白いの「カノプス箱」

「カノプス厨子と天蓋」

古代エジプト人が信じていた冥界の神オシリスの信仰では、死者は太陽神ラーと共に舟で冥界のナイル川を渡り、その旅を経てオシリスの館へ向かうとされていたそうです。そこでオシリスの審判を受け、許されれば来世で再生・復活し、楽園に永遠に暮らせると考えられていたそうです。その為には再生・復活後に宿る肉体が必要であった為、ミイラが作られるようになったそうです。

「木製金張のミニチュアの人型棺」

 

9. 第3章 古代の神聖な文字ヒエログリフ

古代エジプト象形文字ヒエログリフの世界です。これで書くと、力を持ち、現実になると信じられていました。プロジェクションマッピングにより、壁と床いっぱいに埋め尽くされたヒエログリフの映像空間にどっぷりつかります。ミニスポットライトで文字を読む体験もちょっとした事ですが、楽しめます。

 

10. 第4章 古代エジプトの信仰

元々古代エジプトの宗教は、多くの神々を崇拝する多神教でした。自然や動物の化身として、太陽や空や星、哺乳類、は虫類、鳥類、虫などの様々な神がおり、その数は1500柱にものぼります。その神々達の彫像です。

まん中左「金箔を施した雌牛の女神の頭部」

左下「紀章旗に乗ったハヤブサ姿の神の像」

アヌビス神像付き厨子(アヌビスは狼である神の名前です。)

 

11. 角カフェ

見学の後は、角カフェ(かどかふぇ)で反省会!(会社人的な言い方ですかね)みんなでわいわいやりましょう。2階入場券売り場フロアにあります。カウンターで注文して、番号呼ばれて取りに行く、セルフカフェです。ここからはふだんは鏡のようにきれいな水盤が良く見えます。訪れた時は子供達に開放されていたので、水遊びしていました。

通常のカフェメニューの他に下記が用意されています。

また、泡プリンターでツタンカーメンが印刷されたラテもあります。

 

12. まとめ

いかがでしたでしょうか。

メインは何と言っても、プロジェクションマッピングによる高精細・大画面による大迫力の没入感です。10分間映像ですが、3回も見てしまいました。(笑)

展示品は全てスーパーレプリカなので妙にきれいです。それだけに細かい所までよく見れて、当時を思いやる事ができます。

象形文字ヒエログリフも興味をそそられました。ちょっとピクトグラムも思い出し、「こういう意味なのね!」とか、「自分ならこう表現するな!」とか、結構楽しいです。

3,300年前の暮らし、9才で王になり、19才でこの世を去ったツタンカーメンと時間を共有できた満足感で会場を後にしました。

2023年11月20日(月)までやっています。まだまだ会期は長いので、一度訪れるのもいいと思います。尚、会場での撮影は動画禁止、静止画OKです。

 

ツタンカーメングッズはいっぱいあります。仮面、仮想、彫刻はもちろん、え!と言うのもいっぱい!

Amazonでツタンカーメンはこちら

楽天市場でツタンカーメンはこちら

 

13. 基本情報

展覧会名称

体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春

開催場所

角川武蔵野ミュージアム 1F グランドギャラリー

所在地

埼玉県所沢市東所沢和田 3-31-3

アクセス

JR東所沢駅から900m、徒歩13分

JR東所沢駅改札は1ヶ所。改札を出て、まん前の道を右に700mほど歩きます。子供・ベビー服の西松屋がある交差点を左に曲がると東所沢公園があります。その公園内を突っ切れば着きます。大きな岩型の建物なので、すぐ見えます。

電話番号

ところざわサクラタウンお電話窓口

0570-017-396 10:00~17:00

開催期間

2023/07/01(土)~11/20(月)

開館時間

日~木曜  10:00~18:00

金・土曜  10:00~21:00

最終入館は閉館の30分前まで

休館日

第1・3・5火曜日

休館日が祝日の場合は開館・翌日閉館

料 金

当日窓口購入、オンライン事前購入 同額

一般¥2,400、中高生¥1,800、小学生¥1,000

オンライン購入が窓口に並ばなくて、会場に直行できるのでベターですが、購入後のキャンセル・日付変更はできません。デメリットがあるのにも関わらず、同額です。

 

関連記事

dokodemogo.jp