こんにちは!どこでもGOです!
岩手県の太平洋側、三陸海岸にある浄土ヶ浜に行って来ました。変った形の白い岩肌がたくさん隆起していて、松の木の緑、空の青と調和し、すばらしい光景でした。また、ウミネコもたくさん!餌欲しさに集まってきます。今更ながら、餌やりは大興奮!青の洞窟も最高!非常にきれいな透明感あふれるコバルトブルーの海を見る事ができます。
ご紹介しますね。
目 次
浄土ヶ浜(じょうどがはま)は岩手県宮古市にある美しい海岸です。宮古駅からは車で約10分のところにあるので、すぐに行けます。国の名勝に指定されており、三陸復興国立公園の一部として多くの観光客に親しまれています。
浄土ヶ浜の岩肌は、4,400万年前にマグマの働きによりできた流紋岩で構成されています。この岩の白い岩肌が特徴的で、松の緑と海の青とのコントラストが美しい景観を作り出しています。この白い岩石は流紋岩で、二酸化ケイ素を多く含むため白い色をしています。流理構造や節理が見られ、火山活動によって形成されたことがわかります
浄土ヶ浜の名前は、天和年間(1681年~1684年)に宮古山常安寺の七世住職である霊鏡竜湖(れいきょうりゅうこ、僧侶)が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことに由来しています。
認定など
・国の名勝
・三陸復興国立公園の一部
・三陸ジオパーク内の主要施設
・快水浴場百選 海の部特選 (特撰は国内に12ヶ所しかありません)
全体マップです。端から端まででも1kmぐらいなので歩いて楽しめます。まずは地図下端にある駐車場に止めて、「浄土ヶ浜ビジターセンター」に向かって下さい。
2. 観光船情報
浄土ヶ浜では、2種類の観光船が運航されています。それぞれの特徴、料金、運航スケジュールについてご紹介します。
宮古うみねこ丸は、浄土ヶ浜の美しい景観を楽しむことができる遊覧船です。2021年1月終航しましたが、2022年5月復活です。新しい船となり、きれいで、より揺れなくなりました。
- 定員は80名、広い展望デッキからは、太平洋や浄土ヶ浜の岩肌を一望できます
- ガイド付き、バリアフリー設計、ウミネコへの餌付け体験が可能
- 料金 大人¥1500、子供¥750
- 運航スケジュール 9:00~16:30の間に7便運航
2.2 青の洞窟 サッパ船
青の洞窟サッパ船は、浄土ヶ浜の青の洞窟を巡る小型船です。洞窟内の美しい青い光景を楽しむことができます。
- 小型船で洞窟内を巡ります。定員は2、3、7名の小型船、ガイド付き
- 料金 ¥1500/人、ウミネコへの餌付け体験が可能
- 運航スケジュール 9:00~15:00の間に随時運航
- 予約は受け付けていません
サッパ船の名前の由来は、笹船(ささふね)から来ています。サッパ船は、もともと三陸地方の漁師がウニやアワビ漁、漁網の設置などに使用していた小型の磯舟です。
ゆっくり浄土ヶ浜全体の遊覧を楽しみたい方は、うみねこ丸がお勧めです。日に7便の運航なので、時間調整が必要です。こちらはサッパ船では行かない、浄土ヶ浜の裏手を見る事ができます。
遊覧+洞窟内の美しい青い海を楽しみたい方は、サッパ船がお勧め。乗船希望客が集まり次第出航してくれるので、時間に無駄がなく、感動の体験ができます。ガイド、ウミネコへの餌やりなどはうみねこ丸と同じなので、こちらを推奨します。
3. 青の洞窟に乗船
浄土ヶ浜ビジターセンターから300mほどの浄土ヶ浜マリンハウスから出航します。
まずはビジターセンターで本日の運行状況を確認、OK! 両方やってる!
5分間ほど海辺を歩いて行くとマリンハウスに到着。ここから青の洞窟サッパ船が出航します。今回乗ったのは7名ほどが乗れる小型船です。サッパ船は 2名、3名、7名乗りの船が用意されています。
コースの全所要時間は20分です。
- 最初の10分間 周辺の奇岩の見どころを見て周ります
- その後5分間 青の洞窟
- 残りの5分間 残りの奇岩の見どころを見ながら出発地点に戻ります
出発時刻表などはなく、お客が集まり次第随時出発です。もし、他にお客がいなくても10分ほどで出発してくれます。
ヘルメット、救命胴衣を付けて乗船!途中、ウミネコの攻撃にあいます。といっても、痛く突っつかれる事はないです。
かっぱえびせん¥180/袋 が大好物!投げたり、手にもっているとすぐ取っていきます。レストハウスで購入できますので、買ってから乗船の事!
こちらは、剣(つるぎ)の山。ここは入江になっているのでほぼいつも波静かです。
ウミネコは飛びながらも落し物をします。運が悪いと、その被害に会います。体液関連なので、きれいにするのが大変。撥水性の高いウインドブレーカーをはおるとか、手荷物にはタオルでカバーなど対策が必要です。
こんな感じの奇岩がそこらじゅうにあります。
青の洞窟に到着です。正式名称は八戸穴です。
青森県の八戸まで続いていると言う伝説から名づけられています。なぜなら、昔この穴に入っていった犬が、数年後八戸市で見つかった為、この穴は八戸まで続いているということになり、八戸穴と呼ばれるようになったとか。
エンジンを最低スピードにして、静々と中に進んでいきます。8mほど中に進んだ時点で停止、天井にはかわった形・色の岩とか、柱状節理の岩肌が見れます。
そこから、入ってきた方向を見ると、外からはいってくる光と海水が組み合わさってエメラルドグリーン、コバルトブルーの美しい光景が見れます。
あいにく、行った時は曇りでたまに小雨が降るような天気だったので、きれいな青と言う訳にはいきませんでした。なかなか、タイミング的には難しいようです。HPによると、これが見れるはずでした。残念⤵
ウミネコは洞窟までは入って来ず、外で待っていました。帰りもウミネコと戯れる?戦い?で帰ってきました。
4.まとめ
日本にはいろいろ名勝、景勝地が多いですが、ここ程手頃にまとまっており、サッパ船など楽しい体験を手軽に経験できる場所はなかなかないかと思います。
是非、行かれてはいかがでしょうか。
- 流紋岩の白い岩肌と青い海、松の緑のコントラストは一見の価値があり
- 小型船に乗る事自体が楽しい!
- ウミネコへの餌やりが楽しい!
- 青の洞窟体験は最高!
- 道路、周辺環境が整備されているので快適
付録 カモメとウミネコの違い
カモメとウミネコは見ためが似ていますが、いくつかの特徴で見分けることができます。浄土ヶ浜で飛んでいるのはほとんどウミネコです。
カモメ
- くちばし 黄色一色で、先端に黒い斑点があることもあり
- 目 淡色から暗色まで個体差があり
- 尾羽 真っ白
- 生息地 渡り鳥で、秋から冬にかけて日本に飛来し、春夏には繁殖のため日本を離れます。
- 鳴き声 「クゥー、クゥー」と高らかに鳴きます
ウミネコ
- くちばし 黄色で、先端に黒帯と赤班があり
- 目 黄色い目の周りに赤いアイリングがあり、目つきが鋭く見えます
- 尾羽 黒い帯があり
- 生息地 日本に通年棲息する留鳥で、繁殖地は日本とその近海に限られています。
- 鳴き声 「ミャーミャー」と猫のような鳴き声が特徴
5. 基本情報
施設名
浄土ヶ浜
住 所
岩手県宮古市日立浜町32
車でのアクセス
宮古駅から約10分
連絡先
産業振興部観光課
0193-62-2111
営業日
マリンハウスなどは3月~11月、冬季休業
営業時間
マリンハウスは8:30~17:00
定休日
なし
駐車場
- 第1駐車場 乗用車109台、バス7台、障がい者用2台
- 第2駐車場 乗用車128台
- 第3駐車場 乗用車118台
- 第4駐車場 乗用車58台
- 浄土ヶ浜レストハウス奥駐車場
乗用車21台、バス5台、障がい者用2台
所要時間
サッパ船に乗って周辺散策で約2時間