こんにちは!どこでもGOです!
一時超有名になったラーメン自動販売機Yo-Kai Expressが羽田空港第2ターミナル1階にある、自販機レストランに設置してあります。今年、2022年3月23日に設置されました。トレンド系のTV番組はもちろん、一般ニュースでもとりあげられ、これから全国各地にどんどん設置されると紹介されました。
今、どうなっているのか見に行きました。
ご紹介します。
目 次
- 1. Yo-Kai Expressとは
- 2. どのようにして作っているの?
- 3. 何が食べれるの?
- 4. 24時間自販機レストラン ~グルメ24~
- 5. 注文しました
- 6. 出来上がり
- 7. 実際食べてみました
- 8. 値段は
- 9. 羽田空港に来る方が食べるか?
- 10. まとめ
- 11. 基本情報
1. Yo-Kai Expressとは
2016年に設立した米国シリコンバレーのスタートアップ会社が作ったラーメン自動調理・販売機です。名前の由来は日本人になじみのある「妖怪」にちなんで、インパクトがあり、人々を楽しませる名前にしたそうです。(きっと、コンサルタントに騙されているのでしょうね。)
2021/11
渋谷にある体験型ガジェット小売店のb8ta(ベータ)で試験運用開始
b8taとは製品が置いてあり、いろいろさわって体験はできますが、そこでは販売せず、購入はネットでしてねという店舗です。いわゆる、「売らない店舗」です。
2022/03/23
日本での展開つまり自販機設置、本格化開始
現在下記の3店舗にあります。
- 羽田空港第2ターミナル
- 芝浦パーキングエリア
- JR東京駅構内グランスタ東京 地下1階「スクエア ゼロ」
(4月12日までの期間限定)
2022/04/06
報道機関向け説明会実施
会社のヴィジョン、展開スケジュール、今後の予定などを説明
2. どのようにして作っているの?
自販機の中には、ラーメン容器の中に具、スープ、ラーメンがあり、フィルムで上部をおおった状態で冷凍保存されています。最大、50食分はいります。
今まであった自販機のような、(常温保存の)カップ麺にお湯を入れて出てくるのではなく、自販機内部では下記の処理がされています。
- 容器に貼られているRFIDを読み取り、ラーメンの種別を判断する
- 上部よりスチームを注入する棒が下りてくる
- 容器上部に貼られてあるフィルムを突き破り内部に侵入
- ラーメンの種別に応じて設定された適切な高温高圧のスチームが出て、電子レンジ機能と共に高速に調理
上記の1.でわかるように、自販機内部ではラーメンの種類毎に固定された保存スペースではなく、全体としての保存スペースを持っています。この事で、商品による販売の偏りに伴う保存スペースの無駄を省いています。画期的!!
3. 何が食べれるの?
下記の4種類のラーメンがあります。全て¥790です。
- 九州 Tonkotsu
- 札幌 Spicy Miso
- 東京 Shoyu
- 鶏 Yuzu Shio


近日提供を開始予定は下記です。(価格未定)
- 一風堂博多豚骨ラーメン
- IPPUDO プラントベース(豚骨風)ラーメン
4. 24時間自販機レストラン ~グルメ24~
24時間自販機レストランは、羽田空港第2旅客ターミナル1階到着ロビーの1番出口近くの一番はずれの方にあります。
中には6台の自販機が設置してあります。
- コーヒーを中心としたGEORGIAの飲み物
- 江崎グリコのセブンティーンアイス
- 各種パン・お菓子など 小
- 各種パン・お菓子など 大
- Yo-Kai Expressのラーメン
- エビアンの水


5. 注文しました
今回は私の好きな、豚骨を注文しました。まずは、商品情報の確認です。
問題なければ、購入プロセスを進めます。支払は現金不可で、交通系ICカード、クレジットカード、電子マネー、QRコードなどキャッシュレスのみです。


どこでQRコードを読み取るのか少々迷いましたが、なんとかPayPayで支払完了です。右のところから、出来上がったラーメンを取り出せます。
出来上がるまで自販機の下部にある、お箸とレンゲを取り出せる所の扉が開いています。汁などの飛び跳ね防止カバーも置いてあります。


自販機の中では、シューシューとスチーム?お湯?を注ぐような音が聞こえ、ゴトゴト何かやっています。揺らす事で、すばやく出来上がるそうです。
6. 出来上がり
時間を測ってみましたが、1分40秒で出来上がりました。3分間よりは随分早いです。


出来上がると下部の取り出し口が開きます。
7. 実際食べてみました
出来上がりはかなり高温になっています。一気に、高温のスチーム・電子レンジで調理した結果です。熱いので、容器を取り出すのに、恐る恐る慎重にやらねばなりません。何とか取り出し、テーブルまで持ってきました。
上部フィルム中央には、高温のスチームが噴出する棒が突き破った穴が開いています。そのフィルムをはがさねばなりません。これがなかなかやりにくい。熱くなければ、力も入れられますがそうもいかないし、入れすぎると容器がひっくりかえります。悪戦苦闘の結果、やっとはがせました。
見た目は、まあまあかな。適度にかき混ぜて、一口、まあまあかな。カップラーメンに比べるとすごくおいしいですが、お店のに比べると、こんなもんかなと・・・
薄っぺらい焼き豚が入っています。短い時間内で出すには仕方ないかも。
8. 値段は
¥790です。高すぎませんか!?
この値段なら、ちゃんとしたラーメン店で提供している値段です。羽田空港内にはラーメン店は複数店あります。経験ある料理人の方が、その場で調理し、丹精込めて作ってくれます。ちょっとした会話で、盛り上げてくれるかもしれません。お店ごとに特徴のある麺、スープを楽しめますし、肉厚の焼き豚がおいしいですよね。
9. 羽田空港に来る方が食べるか?
羽田空港に来られる方は、ビジネス、行楽など様々な方です。もちろん深夜は少ないですが、24時間です。そして、空港は特別な所でもあり、ちょっとレベルも高いです。ちょっと素敵なレストランで出発までの時間を過ごしたりとかします。
そのような方が自販機レストランに来て、カウンターに座り、ラーメンを黙食するのでしょうか?
設置場所の自販機レストラン自体も第2ターミナルの1階の1番出口のそばの一番端っこで、ずいぶん奥まった所にあります。
芝浦パーキングエリアに設置したのは理解できます。なぜなら、トラックドライバーの方が多くおられ、24時間温かい食事を必要としているからです。又、時間も少ないので、手っ取り早く、味よりも空腹感を満たせればいいからです。
実際、土曜日の14:00頃と昼時ははずれていましたが、30分ほど過ごしました。お客はほぼ私1人だけでした。Yo-Kaiの隣に設置してある自販機で、お菓子などを購入していく方は数人おられましたが、ラーメンを食べに来た方はいませんでした。
10. まとめ
Yo-Kai Expressは既に米国では、2019年12月より設置・販売をはじめ、既に50ヶ所に展開、累計20万食以上を提供してきています。また、米国ではラーメンだけでなく、うどんやトムヤムヌードル、角煮丼などご飯の丼物や、デザートなどを1台の機械で提供しているそうです。
日本では2022年内に250台を各地に展開する予定と言っています。
パーキングエリア、大学、モール、イベント会場などではそこそこ売れると思いますが、味にうるさい、街中ラーメンだらけの日本においては、どれだけ受け入れられるのか甚だ疑問と思います。皆さんはいかが思われるでしょうか?
今後、近くで見られる機会もあろうかと思いますので、一度トライしてみては!
Amazonでの「お取り寄せラーメン人気ランキング」を付けておきます。
見てみると、へぇーと驚くのがいっぱいです!
11. 基本情報
設置機器
Yo-Kai Expressのラーメン自動調理販売機
設置場所
24時間自販機レストラン
1番出口近くの一番はずれの方
設置日
2022/03/23
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