こんにちは!どこでもGOです!
都内で有名な菖蒲園と言うと、小岩菖蒲園、堀切菖蒲園と思います。ここでご紹介するしょうぶ沼公園は、名前はあまり有名ではないものの、株の数は都内トップクラスです。今がちょうど見頃です。都内に近い所で楽しみませんか。
ご紹介します。
目 次
1. しょうぶ沼公園とは
東京都足立区が管理しているハナショウブがきれいな公園です。なので、入場は無料!最高ですね。ここには約140種、8,100株植えられています。数のみで勝負するわけではないですが、下記です。
この公園のすごいところは、千代田線の北綾瀬駅の駅前にあると言う事です。そうそう、駅前にはないですよね。逆に言うと、周りはマンションが立ち並んでいるので、風情はあまり感じられません。菖蒲田に集中! www
この場所は区画整理事業で創出された所です。元々ここ一帯は野生のノハナショウブが多く咲いていたので、「菖蒲沼耕地」となりました。その後、「しょうぶ沼公園」と改名しました。
2. 場所は北綾瀬駅前
しょうぶ沼公園は東京メトロ千代田線北綾瀬駅降りてすぐの所です。北綾瀬駅に行くには、綾瀬駅で乗り換えます。
なんと、0(ゼロ)番線ホームです。今ではほとんど見る事のなくなった0番線ホームがこんなところにありました。
綾瀬駅0番線ホームは北綾瀬行きの折返し電車が発着するホームで、1985(昭和60)年、1番線ホームの先に追加する形で新規に作られました。
綾瀬駅には当時、すでに4番線までホームがあり、さらにホームを付け足すとすれば5番線になりますが、そうなると1番線の隣が5番線となってしまい、案内上不適切なため、0番線と命名されました。
さらに、車両は3両編成です。通常の東京メトロの10両編成も乗り入れてはいますが、綾瀬駅で乗り換える時は3両編成になります。3年前に駅改良工事がされ、10両編成車両が乗り入れ可能になりました。
北綾瀬駅南改札を出た所では、しょうぶがお出迎えです。町をあげて応援していますね。(ちょっと、しょぼいですが・・・)
後ろの高架の建物が北綾瀬駅です。
3. ハナショウブとは
ハナショウブはアヤメ科の多年草です。江戸時代から品種改良は盛んに実施されてきています。今では2,000品種以上もあると言われています。ハナショウブには主なものとしては、下記の4系統があります。
- 長井古種
山形県で古くから栽培されていて、12cmぐらいの小輪花です - 江戸系
江戸の町に広く咲いていた種で、花びらが横に広がって開く平咲き - 肥後系
幕末に江戸から肥後(熊本)に移り品種改良された。大きく豪華な花 - 伊勢系
江戸時代に伊勢地方で品種改良された。
花は薄く繊細な三弁の花びらが垂れ下がっている
しょうぶ沼公園では、江戸系が主となっています。さらに、早咲き、普通、遅咲きの3種類を用意し、なるべく長期間咲いているように工夫されています。
4. しょうぶ沼公園
5月28日(土)~6月24日(金)まで、しょうぶまつりです。
でも、出店・屋台・パフォーマンスショウ・イベント・祭り・スタンプラリーなどあるわけではないです。公園入口では案内所が設営されていて、案内、質疑応答、パンフレット・ガイドブック配布などは行っていました。とりあえず、宣言しているだけでしょうか。
トイレは周りの雰囲気に溶け込むデザインです。高評価!
4.1 しょうぶ田
毎年、5月中旬より咲き始め、ピークは6月中旬です。ちょうど、満開の時でした。
見比べがしやすいように、ここでは「列植え」にして、同一品種を一列にまとめて植えています。
しょうぶ田の中を歩けるように、木道が設置されていますので、花を間近で見る事ができます。コロナの影響で一方通行になっています。
3連水車です。大きくはないですが、良い雰囲気をかもしだしてくれています。
アヤメは既に終わっていました。ここは水田ではなく、普通の土です。
慣用句にあるように、カキツバタ・ハナショウブ・アヤメの区別はつきにくいですよね。分かりやすい表がありました。アヤメが水田に植えられていなかった訳がわかりました。
これは5年目の田んぼです。ハナショウブは数年育てて株が大きくなると、次第に衰えて花が少なくなる性質があります。なので、4,5年経つと株分けなどの世話をしています。
カモが雑草、虫対策と活躍していました。1羽しかいませんでしたが・・・
藤棚の下にベンチがあります。のんびりと菖蒲を鑑賞する事ができます。
しょうぶ田の周りにはアジサイが植えられています。セイヨウアジサイとカシワバアジサイの2品種が主ですが、まだ半分まで咲いていませんでした。6月下旬あたりから見頃かと思います。
4.2 噴水広場
名前は噴水広場ですが、噴水はない、ただの広場です。以前、広場の真ん中に大きな噴水があったのですが、約2年前の改修時に撤去されました。
広場横には、高さ4mの(人工の)滝とせせらぎ水路(小川)があります。水路をみるとザリガニがおり、子供達がザリガニ釣りをしていました。都内では自然にふれる機会が少ないので貴重ですね。
滝の裏側から眺める事ができます。なかなかありません。菖蒲観賞がつまらないお子さんにはうってつけの場所です。但し、この滝は人工なので、17時に水が止まりますので、ご注意を。
雰囲気のよいミニ吊り橋もあります。
4.3 遊具広場
公園の一部は遊具がおいてある広場になっています。ちゃんと柵に囲まれた衛生的なところに、ブランコ、シーソー、お砂場があります。
5. まとめ
2022年6月12日(日)に行きましたが、満開でした。この公園のメリットをまとめると下記ですね。
- 東京都内最大数クラスの花数
- 北綾瀬駅前と交通の便が良い
- 無料でこの規模が見れるのはコスパが良い
- きれいに整備・手入れされていて見やすい
- 有名ではないので空いている
- 人工ではあるものの、滝、吊り橋もありマイナスイオン豊富
6月下旬までは楽しめるとの事ですので、是非行かれではいかがでしょうか。
6. 基本情報
施設名称
しょうぶ沼公園
住 所
東京都足立区谷中2-4-1
アクセス
電話番号
公園自体 03-3880-5239
観光系 03-3880-0039 コールあだち
入園料
無料
入園可能時間
24時間、特にゲート・柵はありません
観賞用の木道開放期間
2022/05/28~06/24
開 設
昭和46年(1971年)7月20日
完備
北綾瀬駅にはホームにエレベーターが付いています。
しょうぶ沼公園内は車いすで木道は無理ですが、コンクリートの歩道があります。
所要時間
しょうぶ田のみをだいたい見るだけなら30分
噴水広場横の滝まで、一周見るなら1時間弱
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