どこでもGO

こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

富士山本宮浅間大社 みどころはこれだ! 世界文化遺産 今は女性のパワースポット 貴重な石が割れた 湧水の透き通り

こんにちは!どこでもGOです!

富士山本宮浅間大社に行って来ました。富士山と言えば、江戸時代に持ち主が決まった浅間大社ですね。ここは、全国に約1,300社ある浅間神社の総本社です。どのぐらいすごいのでしょうか?教えちゃいます!

ところで、神社名などを刻んだ石柱の事をなんと言うか知ってますか?

社号標です。

f:id:kataryuu:20210710215729j:plain

目 次

 

1. 富士山本宮浅間大社とは 

どうしてできたの?

昔々、噴火する富士山を水徳の神(浅間大神(あさまのおおかみ))の力で鎮める為に、湧玉池の側に浅間神社を建てたのが始まりだそうです。大同元年(806年)に建立されたと伝えられています。その頃は、富士山本宮浅間神社でしたが、昭和57年(1982年)に、富士山本宮浅間大社に名称変更されました。

ご祭神は? 

ご祭神が美の象徴として知られる木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)と呼ばれる姫神様であられる関係上、安産や縁結びなどにご利益があり、女性のパワースポットめぐりにぴったりな場所となっています。

富士山の持ち主は?

富士山本宮浅間大社です。実際に、富士山の頂上には浅間大社の奥宮があります。ご神体は富士山。富士山の8号目以上はほとんど浅間大社の境内として所有しています。

なぜ浅間(せんげん)と言われるの?

浅間は、同じ火山である長野県の浅間山(あさまやま)からとり、同じ読み方だと混乱するので、せんげんと呼んだそうです。 

f:id:kataryuu:20210710214914p:plain

 

2. 二之大鳥居 が立派

昭和30年(1955年)に建立されたので、67年経っています。立派ですね。神社の鳥居には、人間界と神域を区切る役割があると言われています。まずは一礼して大鳥居をくぐりましょう。青空と朱色のコントラストがいいですね。

f:id:kataryuu:20210710215809j:plain

 

3. 参道 は神様の通り道

参道は「神様の通り道」と言われているので、中心を避けて歩きます。奥には3番目の石鳥居が見えてます。

f:id:kataryuu:20210710215917j:plain

 

4. 流鏑馬の像、桜の馬場 

毎年、5月の4~6日には流鏑馬祭が行われます。この近辺はまだ桜が残っているので、約500本の桜がさえます。源頼朝公が富士の裾野で巻狩(まきがり、大規模で戦術的な、鹿・猪などの狩猟・軍事演習)を行った際、流鏑馬を奉納した事が起源とされています。 

f:id:kataryuu:20210711144448j:plain

この通りで流鏑馬が実施されるそうです。

f:id:kataryuu:20210711144525j:plain

 

5. 輪橋、鏡池 

輪橋の左右には、鏡池があります。この輪橋は大正4年(1915年)にご即位記念として、石造りに変わりました。この後に紹介します湧玉池といい、この辺は富士山からの湧き水が豊富です。

f:id:kataryuu:20210711201656j:plain

左右の池の水もすごく澄み切っていました。

f:id:kataryuu:20210711202024j:plain
f:id:kataryuu:20210711202048j:plain


6. 鉾立石にひび割れが!?

 工事中であった楼門の前に、鉾立石があります。明治以前の春秋の大祭(4月と11月)では、神霊を宿した鉾(ほこ、槍と鉾の守りの方です。)を、浅間大社本宮と浅間大社山宮の間を往復していました。途中の休憩の時に、神鉾を一時置いておく石です。今では、ここ本宮の楼門前と山宮の参道の2ヶ所にしか残っていません。非常に貴重なものです。

f:id:kataryuu:20210711202657j:plain

よく見るとひび、割れ目がはいっているのがおわかりでしょうか?

f:id:kataryuu:20210711202726j:plain

実はの青年が酔っ払い、皆で、この石を持ち上げられるかの話となり、あまりの重さで落としてしまい、その衝撃で割ってしまったそうです。無茶しちゃいけませんね!

ohayashi.jp

 

7. 拝殿、本殿、しだれ桜、絵馬、ご朱印

徳川家康公による造営で、浅間造り(二重楼閣造り)と言う独特の神社建築様式で、国指定重要文化財に指定されています。慶長9年(1604年)に造営されました。それ以降は、拝殿、本殿共に大地震からは難を逃れていますので、大規模な建て替えは行われていません。手前が拝殿で、奥にちょっと隠れているのが、本殿です。

f:id:kataryuu:20210711203739j:plain

本殿を横から見たところです。二重楼閣造りがよくわかりますね。

f:id:kataryuu:20210711203835j:plain

武田信玄公が手植えをされたというしだれ桜の2世です。かなり、立派ですね。

f:id:kataryuu:20210711203910j:plain

こちらでは下記の3種類の絵馬がありました。

f:id:kataryuu:20210711204152j:plain
f:id:kataryuu:20210711204228j:plain
f:id:kataryuu:20210711204304j:plain

ご朱印です。非常にシンプルで基本にのっとったものですね。ちょっと、¥500は高いかも?実際、昨年までは¥300でした。

f:id:kataryuu:20210711204648j:plain

 

8. 水屋神社 で富士山の御霊水をいただこう

本殿と湧玉池の間に、末社 水屋神社があります。ここの御霊水は、ご神体である霊峰富士にしみ込んだ天水が長い年月を経て湧き出ている神水です。

ありがたやー

昔は富士山登山者はここの霊水を持って登山をする習わしでした。

f:id:kataryuu:20210711205701j:plain

左手にある竹樋(たけどい)から富士山のご霊水を汲むことができます。

f:id:kataryuu:20210711205810j:plain

容器を忘れた方は、お賽銭としてペットボトル容器代¥200でいただけます。

f:id:kataryuu:20210711205900j:plain

 

9. 澄みきっている湧玉池 

昭和27年(1952年)に国指定特別天然記念物に指定された、湧玉池(わくたまいけ)です。平成の名水百選にも選ばれています。富士山の雪解け水が伏流水となって、毎秒2.4キロリットル湧き出しています。水温は年間通して13℃と一定です。ものすごく透き通っていました。

f:id:kataryuu:20210711210514j:plain

昔から富士道者(富士登山者)はこの池で身を清めて、「六根清浄」(ろっこんしょうじょう、眼・耳・鼻・舌・身・意が清らかになるお経)を唱えながら登山するのがならわしだったそうです。

f:id:kataryuu:20210711210544j:plain

 

10. 忘れちゃいけない、お宮横丁 

飲食エリアです。屋外のフードコートのようになっていて、約50席のオープンスペースの周りには、8〜9店舗ほどお店が並んでいます。いろいろつまみたくなるお店が並んでいます。富士宮焼きそばは是非食べたいですね。ジェラートぷくいちのミステリアスな富士山ジェラートがおいしかったです。

f:id:kataryuu:20210711211124j:plain
f:id:kataryuu:20210711211149j:plain


11. 世界文化遺産になるには大変だった

 正式名称は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」です。単に、富士山そのもののみではありません。構成要素として認められた物件は非常に数多いです。下記に主なものをリストしますが、全部ではありません。 

・富士山頂域

富士山本宮浅間大社奥宮(富士山頂上)、

久須志神社(富士山頂上)、

八神峰(お鉢(火口)巡り)、鳥居(9箇所)、

山頂の石仏群・石碑群など

・登山道

大宮・村山口登山道、須山口登山道、吉田口登山道

浅間神社

富士山本宮浅間大社北口本宮冨士浅間神社

山宮浅間神社村山浅間神社、須山浅間神社

冨士浅間神社(須走浅間神社)、河口浅間神社

冨士御室浅間神社

富士五湖

山中湖、河口湖、西湖、精進湖本栖湖

・その他

忍野八海青木ヶ原樹海、白糸の滝、三保松原

f:id:kataryuu:20210711213752j:plain

 

世界文化遺産として認定されたのは、2013年です。日本人としてはもっと早く認定されてしかるべきと思いますが、非常に時間がかかりました。まだ覚えている、主な理由として下記などがあると思います。

  • 始めは世界自然遺産としての認定をめざしていたが、諦め、途中で、世界文化遺産をめざすように方針変更した。
  • 登録範囲をめぐってのユネスコとの攻防が激しかった
  • ユネスコからの過度な要求の数々
  • 三保の松原を日本は含めたい、ユネスコは遠すぎるので含めないと食い違い
  • 始めは本栖湖のみを認定構成要素でまとまりかけたが、山梨県が、富士五湖の他の湖も認めるべきだと言い始めた
  • 認定には全部の地権者の同意が必要なので、その入手に膨大な時間がかかる

 

12. 富士山本宮浅間大社へ行ってみよう!

クラブツーリズムでツアーを企画しています。世界遺産センターを含め、富士山本宮浅間大社富士五湖めぐり、三保松原など近場の名所を合わせて観光するものです。そろそろ、いかがでしょうか。

検索方法

1. クラブツーリズムHP Topの「国内」ツアー検索

2. 「さらに条件を追加する+」の+をクリック

3. 「キーワード検索(観光地等)」に「富士山本宮浅間大社

4. うまく表示されない時には、「出発地」の地方名を削除する。

  つまり、「出発地域を選択する」をクリック

ちなみに、楽天トラベルには設定はありませんでした。  

 

13. まとめ

静岡県富士山世界遺産センターの隣にあるので、多くの方がセットで見るかと思います。世界遺産センターの水盤に映る正富士を見れるチャンスを増やす為に、天気が悪かったり、風が強い時には、良くなることを願って、浅間大社を先に見ましょう。見るポイントをまとめると下記です。  

  • りっぱな朱色の二之大鳥居
  • ひび割れしている鉾立石
  • 重要文化財の浅間造り(二重楼閣造り)の本殿
  • 特別天然記念物の湧玉池の伏流水のきれいさ

 

14. 基本情報

施設名称

富士山本宮浅間大社

住 所

静岡県富士宮市宮町1-1

電話番号

0544-27-2002

開門時間

3月、10月  5:30~19:30

4月~9月    5:00~20:00

11月~2月  6:00~19:00

ご祈祷      8:30~16:30

アクセス

JR身延線富士宮駅から徒歩約10分

新東名自動車道路新富士ICから西富士バイパス経由で約9km、15分

駐車場

広いのあり、¥200/時間、始めの30分は無料

所要時間

ゆっくり見て1時間

バリアフリー

参道は玉砂利ありなどで、バリアフリーではないです。

 

関連記事

dokodemogo.jp