こんにちは!どこでもGOです!
東京の品川にある、品川神社に行って来ました。ここで注目したいのが、富士塚!そうです、富士山信仰で重要な役目をする富士山登山を疑似体験する、人工の富士山を模した塚です。ここの富士塚は結構本格的で、今でも、山開きであるとか、ちゃんと富士講の方が神事をやっておられます。ちょっと、見てみましょうか!
目 次
- 1. 品川神社とは
- 2. 双龍鳥居がすごい!
- 3. 本殿、神楽殿
- 4. 富士山の所有者は浅間大社
- 5. 富士講(ふじこう)が富士塚を作った
- 6. 富士塚について
- 7. いよいよ富士山登山
- 8. 品川神社へ行ってみよう!
- 9. まとめ
- 10. 基本情報
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1. 品川神社とは
東京都品川区北品川の国道15号線(第一京浜国道)に面した所にある神社です。1868年に准勅祭社十二社(じゅんちょくさいしゃ)に選ばれ、1975年に東京十社の一つに選ばれた有名な神社です。品川宿は東海道五十三次の第一の宿場町ですもんね。いろいろなものの起点になっています。また、東京百景、新東京百景にも選ばれています。
沿道には由緒ある社寺が多く、古くから七福神が祀られ、「七難即滅七福即生」の故事により参詣も多いです。近隣の神社といっしょに七福神めぐりができます。品川神社は東海七福神の一社として、大黒天を祀っています。
2. 双龍鳥居がすごい!
境内入り口の階段前に、門柱に龍の細工が施された石鳥居「双龍鳥居」があります。左の柱に昇り龍、右の柱に降り龍が彫刻されています。双龍鳥居は杉並区の高円寺と馬橋稲荷神社にもあり、品川神社のものと合わせて東京三鳥居ともいわれています。
3. 本殿、神楽殿
今回は軽く写真のみの紹介にしておきます。2020年に天皇陛下の御即位の「御大典記念事業」として、社殿の修復を行っているので、非常にきれいになりました。
神楽殿です。昔から、「坊主丸儲け」(寺ですが)と言う言葉がありますが、どうなんでしょう?アルファロメオ コンペティツィオーネとベンツC200が長時間駐車してありました。
ちょうど、6月30日に実施される、大祓祭(おおはらいさい)の準備として、茅(ち)の輪くぐりを設営していました。これは、上半期の罪や穢れを形代に託し祓い清め、健康で無事に過ごせるように祈願する神事です。
ご朱印¥500でした。さらに、日付以外は全てスタンプです。このレベルの非常にシンプルなのは、¥300が相場と思いますが・・・(この罰当たりが! そんな事言うんじゃない!)
4. 富士山の所有者は浅間大社
富士山は誰の土地かご存知ですか?
国有地?
違います!
富士山本宮浅間(せんげん)大社の所有地です。8合目以上の多くの場所が浅間大社の境内にあります。富士山をご神体とする富士山本宮浅間大社の分社がここにあります。左右の狛犬の台座には富士山が描かれていますね。
ぶじかえる
富士帰る? 当時はまだまだ登山は命を落としかねない大変な事でした。後ろに見える小山が富士塚です。
5. 富士講(ふじこう)が富士塚を作った
富士塚を理解するには、まずは、冨士講についてふれなくてはなりません。富士講とは、富士山を信仰する団体です。戦国時代の終わり頃に、角行(かくぎょう)という人が富士講の教義を確立したと言われています。富士講は江戸時代に富士山の見える関東一円に広まり、江戸市中には、江戸八百八町同様、江戸八百八講といわれるくらい数多くの富士講が結成されました。この富士講の特徴の一つとして、富士塚の築造があります。東京23区内で江戸時代に築造された富士塚の数は20もあったそうです。
6. 富士塚について
富士山を模した塚です。別名、品川富士とも呼ばれています。品川区指定有形民俗文化財に指定されています。明治2年(1869)から5年かけて、品川丸嘉講社(まるかこう)(富士講の1つ)の講中300人余りによって築造されました。この富士塚に登ることで本物の富士山に登ったのと同じ御利益があるとする「富士信仰」に基づくものです。富士塚は富士山を遙拝する事と、その富士山への模擬登山の場でした。毎年7月1日に近い休日に品川丸嘉講により山開きの神事が行われています。品川区指定無形民俗文化財に指定されています。また、8月には実際に富士登山も行われています。このように今でも神事を行っている富士塚は非常に少なくなっています。
7. いよいよ富士山登山
さて、いよいよ富士山登山に行きましょう。神社境内入口の上り階段の真ん中あたりの左からスタートです。
入口で迎えてもらえるのが、足神様 猿田彦神社です。わらじが奉納されてあります。健脚で事故無きを祈ったのですね。昔は富士山といえども、わらじで登っていたので、今では考えられない程大変だったと思います。
一合目、二合目
登山道すぐの所に、一合目、そして、2m程先に、二合目の石標、これなら行けそうです!
三合目、四合目
五合目、六合目
七合目、八合目、九合目
頂上
目の前には、国道15号線(第一京浜国道)、京浜急行線の赤い車両が見えます。眺めはいいですね。本物の富士山はこの真裏の方向です。
8. 品川神社へ行ってみよう!
クラブツーリズムでガイド付きの日帰りツアーをいくつも企画しています。「東京十社めぐり」など、経験豊かな方が、ガイディングレシーバーで安全に説明してくれます。
検索方法
1. クラブツーリズムHP Topの「国内」ツアー検索
2. 「さらに条件を追加する+」の+をクリック
3. 「キーワード検索(観光地等)」に「品川神社」
4. 「出発地」の地方名を削除する。つまり、「出発地域を選択する」をクリック
ちなみに、楽天トラベルには設定はありませんでした。
9. まとめ
いかがでしたか?品川神社1つとっても、知れば知るほど、いろいろ興味深いものがいっぱい出てきます。ならば、他の神社は?とりあえず、東京十社を制覇してみるか・・・とか。
書物を読むのもいいですが、手っ取り早く、ガイドの方に説明をもらうのが一番早い!今後、ワクチンが進むにつれて、自由度が増しますので、近場からお出かけも、いいものですよ。
10. 基本情報
施設名称
住 所
東京都品川区北品川3-7-15
電話番号
03-3474-5575
ご祈祷などの時間
9:30~16:00
富士塚、本殿参拝などは24時間OKです
アクセス
JRの品川駅で京浜急行線に乗り換え、各停で2駅目の新馬場駅北口を出たところ。
JR品川駅からだと800m、徒歩15分ぐらいです。
駐車場
5台ほどあり
関連記事
東京には3ヶ所にしかない双龍鳥居、東京三鳥居とよばれています。下記記事で全鳥居を見て見よう!