どこでもGO

こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

どこでもGO 紀ノ国屋Sutto 日本最先端の目白駅の無人コンビニ AIカメラが何を取ったかを自動認識!

こんにちは!どこでもGOです!

 

2020/10/16(金)にオープンした紀ノ国屋Sutto(すっと)に行って来ました。

JR目白駅の改札外すぐ横の駅舎内にあります。「スッと寄るだけで楽しい紀ノ国屋」をコンセプトにした無人レジを導入した新ブランドのコンビニです。

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JR目白駅を見て左下に店舗がはいっています

 

現在のところ、このシステムが日本では最先端の無人コンビニになります。

購入品のバーコードを自分でスキャンする必要はありません。

天井にたくさん設置してあるAIカメラ(全部で50台ぐらい)が、お客様が手に取った商品が何であるかを自動認識するのです!

なので、単に買いたい物を手に取るだけでいいのです。直接自分のポケットに入れても大丈夫。万引きはありえません。全て、購入品となります。

 

急いでいる時、少量の物を購入する時などは、すごく便利ですよね!

今回はSuttoの紹介と共に、世界(US)ではどこまで進んでいるかを解説しますね。

これを読むと、現在の日本の無人コンビニ、レジなしのシステムの状況が分かるので是非最後までよろしく!

 

★目 次

 1.利用方法

 2.込み具合

 3.店舗の広さ

 4.品揃え

 5.体制、人員

 6.システム概要

 7.システムの歩み  Suttoは第4弾になります

 8.なぜ紀ノ国屋がやるのか?

 9.このシステムはどれぐらいすごいのか? 日本ではナンバーワンですが・・・

 10.世界的にはAmazon Goがナンバーワン

 11.まとめ

 

1.利用方法

①入口ゲートより入場

近づくと店内に入場可能な状態であれば、入口ゲートが自動的に開くので入場します。

入場できない状態とは、店内に買い物客がいすぎる状態です。店内には同時7名までしか入場ができないので、その調整の為のゲートです。7名以上入店すると、商品が人の陰になり、AIカメラが商品を正しく認識できなくなります。

入場には身分証明書提示、交通系ICカードのタッチなどはいりません。

(この2つ前のシステムでは、交通系ICカードのタッチが必要でした。) 

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真ん中の黒い買物かご左が開いている状態の入口ゲート、右は出口ゲート

 

 ②買物する

購入したい物を棚から取るだけです。

通常は小さめの買物かごが入口に置いてあるので、そこに入れますが、マイバッグやポケットに直接入れてもかまいません。AIカメラと棚内重量センサーが何を取ったかをしっかり見ています。でも、私が行った時には重量センサーは確認できませんでした。

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天井には数十のAIカメラ

 

③出口ゲート前の精算レジで支払いを実施

精算レジの前に立つと自動で自分が購入した品物リスト、請求金額が表示されます。

本システムはレジなしではありません。精算レジで支払いをする必要があります。

自分が取った商品が正しい事を確かめてから、決済方法を選択して、精算します。

決済方法には、交通系ICカードかクレジットカードが利用可能です。以前のシステムでは、交通系ICカードのみでした。現在は、現金、QRコード決済には対応していません。 

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交通系ICカードかクレジットカードか、

希望する決済方法をタッチする

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 ④出口ゲートから退出

精算が完了すると、出口ゲートが開くので退出します。

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2.込み具合

行った時間が、平日の14:00ぐらいだったせいもありますが、店内には他のお客様はいなかったです。すごくすいています。JR目白駅改札内NewDaysがあるのですが、そこには人がたくさん出入りしていたのが印象的でした。

 

3.店の広さ

すごくすごく狭いです。

5m程進んで、曲がって3m、5m程戻って終わりです。コンビニの広さではなく、KIOSKの店舗版ぐらいです。 

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ここに写っている範囲が店舗全て
  • 4.品揃え

紀ノ国屋PB商品を中心に530品目を揃えています。

ご存知のように、紀ノ国屋の商品は品質がよくて、ちょっと高いですよね。毎日、一般消費者がコンビニで日用品を購入するのとは、ちょっと違います。せっかく来たのだから、何を購入しようか時間をかけていろいろ選びますよね。

無人コンビニである必要性があるのでしょうか?

 

5.体制、人員

無人コンビニと言っても、無人ではなく、1名、アルバイトらしき若めのお兄さんがいました。品出しとシステムに慣れないお客様へのサポートです。

でも、システム的には遠隔のサポートセンターからサポートできる体制は整っています。

 

6.システム概要

このシステムはJR東日本スタートアップ㈱とAIベンチャーのサインポスト㈱の合弁会社である、㈱TOUCH TO GOと言う会社が構築しています。

 

既に、高輪ゲートウェイ駅構内2Fにある無人コンビニで同じシステムが2020/03/23に稼働済みです。Suttoは、そのシステムを外販した第一号店になります。

今後㈱Touch To Goは、紀ノ国屋のみならず、広くシステムを月額サブスクリプションのサービスとして外販して行きたいと言っています。

 

7.システムの歩み

 古くは、2017年11月の大宮駅のイベントスペースに構築されたシステムから、進化をとげてきました。
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8.なぜ紀ノ国屋がやるのか? 

では、なぜ紀ノ国屋が実施したのでしょうか? 主に、下記3つの理由があると思います。

 ①紀ノ国屋も他の企業同様、このコロナ禍の不況の中、利益の出る新業態の構築を望んでいる

②2018年からTouch To Goと共に新しい売り方の試行を続けてきた関係があった

③紀ノ国屋は現在JR東日本の100%子会社(2010年4月)であるので、親会社の意向を受けやすい

 

9.このシステムはどれぐらいすごいのか?

 

現時点では、日本において一般に実運用している無人コンビニ、無人レジでは、最先端です。本システムは、2017年11月の大宮駅西口イベントスペースでの一週間だけの一般公開から着実に進化して来ています。現在、他に同じようなシステムは本稼働していません。

しかしながら、セブンイレブンやローソンはさらに先を行ったシステム、つまり、AIカメラがお客様の購入品を自動認識して、レジなしで決済するシステムを、USや中国のベンチャー企業と協力して開発・試行中です。

来年2021年春には一般の消費者を対象とした店舗がオープンするでしょう。

 

10.世界的にはAmazon Goがナンバーワン

 

この分野で世界的にナンバーワンはAmazon Goです。

Amazon Go

レジなしコンビニです。

クレジットカード情報と共に事前会員登録を済ませたスマホに表示される個人QRコードを、入り口ゲートにかざして入店し、欲しいものを手に取り、何もせず(支払い行為をしないで)に出口ゲートから出ます。

Touch To Goと違い、精算レジはありません。 出口ゲートから出たら、自動で精算されます。店舗面積は50㎡ ~ 280㎡です。

既に、USでは同時入店可能人数が70名クラスのコンビニを27店舗展開済みです。

2021年年末までにUS内で3000店舗を開く予定でいます。

 

Amazon Go Grocery

Amazon Goと同じ仕組みで規模を小型のスーパーマーケットまで対応可能にしたのが、Amazon Go Groceryです。2020/02/01にUSシアトルに一号店をオープンしました。ここでは、生鮮品も取り扱っています。

広さは、1000㎡ぐらいです。高輪ゲートウェイ駅にある無人レジコンビニは60㎡である事からも相当なひらきがあります。2021年内までにはUS内で数10店舗をオープンする予定です。

  

参考に下記のYouTubeのビデオを見ればシステムの概要がわかると思います。

Introducing Amazon Go and the world’s most advanced shopping technology

www.youtube.com

 

11.まとめ

 レジなしコンビニに関して、日本は約3年USに比べて遅れを取っています。原因は、AI認識技術開発の遅れです。

2020年3月にオープンしたTouch To Go高輪ゲートウェイ駅店ですが、オープンして半年以上経ち、認識率が向上して来たとはいえ、まだ90%です。

90%ではまだまだ使えるものとは言えず、ここから数%向上させるのは並大抵ではありません。USの99%以上には程遠いです。

同時入店可能人数をみても、日本は7名、USは70名を越えています。

70名はUSの消防法でコンビニに許される最大入店人数なので、そうなっていますが、システムでは100名以上も対応可能となっています。

この差はもう追いつかないレベルです。

 

とは言え、チャレンジしないわけにはいきません。個人的にも、応援し続けて行きます。2020/11/04にTouch To Goとファミリーマート無人レジの実用化に向けて業務提携を発表しました。セブンイレブン、ローソンに比べこの分野で遅れていましたが、これで大手コンビニ3社が出そろいました。今後の進化・展開が期待されます。

皆さんも一度来店してはいかがでしょうか。

 

●紀ノ国屋SuttoオフィシャルHP

www.e-kinokuniya.com