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野口英世記念館 今更ながら功績を知る 感染症ミュージアムもすごい 野口英世ロボット

こんにちは!どこでもGOです!

福島県猪苗代湖近くにある野口英世記念館に行って来ました。子供の頃に学校で習いましたが、大人になってからはさっぱりでした。今更ながら野口英世の偉大さ、功績の高さを知る事ができました。初心にもどった気持ちで訪れてみてはいかがでしょうか。そのすばらしさに感動します。

ご紹介しますね。

 

目 次

 

1. 野口英世記念館とは

下記の2つの建物からなります。

  • 野口英世記念館
    • 1939年(昭和14年)に開館。福島県での博物館の第1号です。
    • 生家と展示室からなっており、野口英世の遺品や資料からなり、生涯がわかりやすく展示してあります。野口英世ロボットもいます。
    • 現在の展示構成は、2015年に大幅にリニューアルオープンしたものです。
  • 感染症ミュージアム
    • 2022年7月2日に新規オープンした、感染症に特化したミュージアム
    • 常設展示施設としては日本初です。
    • 感染症とは何か、感染症と人間との闘い、発症のメカニズム、今までの歴史と将来への備えなど、感染症に特化した構成となっています。

 

2. 野口英世とは

日本人なら誰でも知っている、医者で細菌学者です。正五位勲二等旭日重光章(しょうごいきょくじつじゅうこうしょう)を受賞するほどの、すばらしい功績を残された方です。

彼は1876年(明治9年)に福島県猪苗代町で非常に貧乏な家に生まれました。名前は清作(せいさく)です。 22歳の時に、英世と改名しています。

1歳半の時に囲炉裏に落ち、左手に大やけどを負い、手全体が1つの塊りになってしまいました。16歳の時に左手の手術を受け、左手の親指だけが分離でき、動かせるようになりました。この手術の成功に感激し、医師をめざすようになりました。

高等小学校を卒業して上京し、今の日本医科大学に通い、医術開業試験に合格して医師となりました。渡米してペンシルベニア大学医学部の助手を経て、ロックフェラー医学研究所研究員となり、主に細菌学の研究に従事しました。

黄熱病や梅毒の研究に没頭しました。数々の論文を発表し、ノーベル生理学・医学賞の授賞候補に3度名前が挙がりましたが、受賞には至りませんでした。

黄熱病の研究中に自身も罹患し、1928年(昭和3年)5月21日、今のガーナ共和国のアクラで51歳で亡くなっています。

 

3. 野口英世記念館

入口です。シンプルな感じですね。

入館料金です。ここまで来て入らない事はないです。2館共通券です。館内に入る前に表示されてあるのは親切ですね。

こちらでチケット購入です。

 

4. 1F展示 生家エリア

このように、1Fはチケットカウンターと生家の展示のみです。2Fに本格的な展示があります。

野口英世博士誕生地碑忍耐の碑です。

誕生の碑は1929(昭和4)年に建立され、碑の下にはメリー夫人から送られてきた英世の遺髪が埋葬されています。

忍耐の碑野口英世が15年ぶりに帰国した時書いた直筆です。忍耐の下には、英語で、Honesty is best policy (正直は最良の方法である)と書かれてあります。

生家です。世界的医学者・野口清作(後に英世に改名)は、1876(明治9)年、この家で生まれました。この生家は、江戸時代後期、1823(文政6)年にこの場所に建てられました。なので、生まれた時には家は50年余り経っていたわけです。

清作が1歳半の時に落ちて大やけどを負った囲炉裏や、上京の際床柱に刻んだ決意文も当時のままに保存されています。

母シカが小川で洗い物をしていたわずかなすきに、この囲炉裏に体全体で落ちてしまいました。左手の指は火傷により、まるで松の木の瘤のように癒着してしまいました。そのほかにも体のあちこちにやけどの跡があったそうです。

見てのように、かなり貧しい暮らしをしていました。

野口英世はここで少年時代を過ごしました。その後家屋の傷みがひどく1914(大正3)年に隣の家を購入して家族たちは移り住み、この家は小屋代わりに使用していました。

土間にあたります。昔の家はこのような構造でしたね。

 

5.2F展示室

2Fが本格的な展示エリアになっています。

 

プロローグシアターで大まかな全体像を知ります。

ハンサムですね。

 

英世の生涯コーナーです。各年代ごとに説明があります。

実は日本にはほとんど帰国せず、外国の地で研究に没頭していました。

 

野口英世ロボッが5つの質問に答えます。ギクシャク動きながらしゃべります。アナログの昔っぽいものです。それもそう、2009年に展示されたものです。

 

体験!バクテリウムのコーナーです。感染症、細菌などに関する展示が続きます。

 

6. ミュージアムショップ

「忍耐」などの自筆の書(レプリカ)、伝記、文房具など、記念の品が多くありました。

 

7. 感染症ミュージアム

このミュージアムは、野口英世記念館のすぐ裏にあります。過去から現在まで人間が築き上げてきた感染症の知識と経験、さらに未来に向けた歩みがわかる場です。それほど大きな展示ではありません。20~30分で見学できます。

 

病原体のいろいろ

 

メッセージシアター「感染症の歴史といま」

この大型横型ディスプレイでの説明がメイン展示です。過去何度も人間は感染症と戦ってきており、勝利を続けています。

しかしながら、将来さらに恐ろしい感染症の蔓延が予想されています。人間は打ち勝つことができるのでしょうか?感染症への対応の過去・現在、そしてこれからがわかります。

 

感染症と人間の闘い

有史以来多くの人命を奪ってきた感染症。社会をも一変させるこの脅威に、人間はどのように対応してきたのか。

9つの感染症を通して、感染症と人間の闘いの歴史と今がわかります。9つの感染症とは下記です。恐ろしい・・・

 

8. まとめ

日本人なら誰でも知っている野口英世。現在の千円札の顔である野口英世

小学校で習って、すごい功績・研究をしたお医者さんであり、細菌学者である事ぐらいで、大人になっても振り返る事はありませんでした。ここに来て彼の悲惨な子供時代を知り、それをはねのけようとするパワーで自分がしたい事を成し遂げてきた過程を知り、その偉大さに改めて感銘を受けました。

博物館ですが、構成に気をくばり、現代風な表現方法を用い、わかりやすく展示してあるので、予備知識なくても楽しめます。特に、感染症ミュージアムのメッセージシアターのディスプレイは必見です。正しい知識を身に付けましょう。

猪苗代湖に来た時には是非立ち寄って欲しい施設です。

 

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いかがでしょうか。これを見て、すぐにでも行きたいと思った方は是非!

これ以外にも、福島・郡山・猪苗代・会津・磐梯エリアには、猪苗代湖五色沼、大内宿、白虎隊、鶴ヶ城会津さざえ堂、磐梯山、あぶくま洞、アクアマリンふくしまスパリゾートハワイアンズ など見どころがたくさんあります。

 

私が一番利用しているクラブツーリズムです。宿の質の高さ、添乗員さんのレベルが高いので気に入っています。

 

9. 基本情報

施設名

場 所

福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田81

アクセス

  • 猪苗代湖の北側、すぐ近く
  • 世界のガラス館の道をはさんで向かい側

連絡先

営業日

年中無休

但し、下記は休館

営業時間

  • 4~10月 9:00~17:30(最終入館17:00)
  • 11~3月 9:00~16:30(最終入館16:00)

料 金

2館共通券

  • 大人   ¥1,300(野口英世記念館のみは¥800)
  • 小中学生 ¥600 (野口英世記念館のみは¥400)

駐車場

あり、無料、300台

この辺には他の観光施設もあるので、他でも駐車可能

所要時間

2館で約1時間強