どこでもGO

こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

秩父鉄道 SLパレオエクスプレス 熊谷ー長瀞ー秩父ー三峰口 のんびり昭和の旅

こんにちは!どこでもGOです!

長瀞へ観光に行くのに、熊谷駅から長瀞駅まで秩父鉄道のSL列車C58に乗りました。現在ではSL列車は全国的にも実運転しているのはほとんどなくなりました。ここ秩父鉄道のSLも一日一往復だけです。ゆっくり進むSL!たまにはいいものですよ。

ご紹介します。

 

目 次

 

1. 秩父鉄道SLパレオエクスプレスとは

C58363(シゴハチ サンロクサン)は、かつて東北地方などの旧国鉄(現在のJR)で活躍したSLです。

1972年に現役引退後は、吹上町立吹上小学校(現在の鴻巣市立吹上小学校)の校庭で小学生と一緒にのんびりと余生を送っていましたが、さいたま博覧会(1988年3月19日から5月29日まで熊谷市で開催)にあわせて「SL運行を!」の声があがり、その大役にC58363が抜擢されたのです。

1987年に車籍を復活。1988年に秩父路のSLパレオエクスプレスとして誕生しました。

 

パレオって何?

「パレオ」は秩父地方におよそ2000万年前に生息していた海獣パレオパラドキシアにちなんだ名前です。パレオパラドキシアとはラテン語で「昔の不思議な動物」という意味があるそうです。

大昔、秩父地域は海の底にあったことが数々の化石により証明されていますが、その中でもパレオパラドキシアの化石は珍しく、世界でも数体しかありません。

引用:秩父鉄道HP

 

 

2. 会員登録、乗車予約方法

2.1 会員登録

まずは、秩父鉄道に会員登録が必要です。基本的な項目ばかりです。会員登録したからと言って、宣伝メールが送られてくると言う事はありません。

 

2.2 乗車予約

秩父鉄道SL予約システムサービス で行います。

検索すればすぐ出て来ます。乗車日の1ヶ月前から予約可能です。予約のページに行くと、運行カレンダーがあり、運行日がわかります。

希望する運行日をクリックして、下記を入力すれば完了です。

  • 乗車区間   どの駅からどの駅まで
  • 発車時刻選択
  • 席数選択   座席数、座席番号

場合によっては自由席もありますが、私が乗車した時は、全席指定のみでした。予約は比較的早く埋まってしまいます。

予約が完了すると予約番号のQRコードがメールで送られてきます。

 

3. SL列車に乗車

始発駅である秩父線熊谷駅に来ました。写真に写っているのが駅全体です。こじんまりとしています。SLは一日一往復ですが、それ例外の時間帯には通常の電車が走っています。(これらの電車もカラフルなボディですてきです。)

熊谷駅からSLが出発する10:15前後には、通常のお客様に加えて、SLを見学する人々・撮り鉄の方々で混んでいます。

出発時刻少し前に有人改札に行って、支払をし、乗車券をもらいます。

私の場合は、感謝期間中で「SL指定席料金無料キャンペーン」(¥740)中だったので、有人改札には寄らずに、スイカパスモで自動改札を通過して、予約した指定席に座るだけでよかったです。紙のチケットに交換する必要はありませんでした。

これぞC58の勇姿!運転時には下記にもなる重量です。

  • 機関車 58.70t
  • 炭水車 41.50t
     合計 100.2t 

C58(シゴハチ)形は昭和13年から22年にかけて427両が製造された機関車です。蒸気機関車(C58363)1両に客車(12系)4両の編成です。

機関車の前後左右についているナンバープレートのアルファベットや数字は機関車の形や大きさをあらわしています。

  •   動輪の数が3つついた機関車(Bは2つ、Dは4つ、Eは5つ)
  • 58  運転室の後ろに炭水車(テンダー)を連結している大型機関車で8番目の形。
       50~90番台がこのタイプ
       10~40番台が運転室と炭水車が一体型の小型機関車
  • 363  C58形の中で363番目に作られた機関車

トイレは2号車と3号車の中央よりに2ヶ所あります。

左の車両は走行時には関係なく、SLをホームに引き込むのに用いられる電車です。右の写真は引き込み電車が切り離された後の最後尾車両です。色合いが秩父路の景観にあう紅褐色、昭和レトロなクラッシック感がいいですね。

私は3号車に予約がとれたので、乗り込みます。

まだ、皆が乗って来ていない時の車内です。座席はワインレッド、壁は木質調で雰囲気だしています。

荷物棚からたくさんぶら下がっているのは、岩下の新生姜ミュージアムのマスコットアルパカです。ここは、岩下食品の企業博物館。生姜で有名な会社ですが、最寄り駅の栃木駅から徒歩12分の所にあります。秩父鉄道とはずいぶんと離れていますが、どうしてここで宣伝しているのでしょうか?

スピードは遅いです。ゆっくり、ゆっくりと進んでいるというか、これ以上速度を上げられないというか、大昔の勇姿とは違い、のんびりしています。常に、ガタゴト、ガタゴト、揺れながら進みます。

走行中は5~10分間隔で大きな汽笛をならします。SLの接近を知らせる、危険回避の予防的なものか、乗客へのサービスなのかはわかりませんが・・・

黒煙をはきながら勇ましく走るわけではないです。時折、水蒸気と思われる白煙を出すだけです。

地図をみると、熊谷駅~長瀞駅間は常に向かって左側に荒川が流れています。荒川に最接近するところが数ヵ所あります。進行方向を考えながら、左右どちらがいいか考えながら、指定席を選択しましょう。指定席は空いていればどこでも選択可能です。

最近、少なくなってきている車内販売がありました。ソフトドリンク、ジェラート(¥400+)、各種グッズ、軽食はもちろん、秩父麦酒醸造所とコラボしたビール(¥690+)も販売しています。

そうこうしているうちに、長瀞駅に到着です。

長瀞駅関東の駅百選認定駅になっています。明治44年(1911年)開業当時のままで残され、歴史を物語る木造建築の駅が理由です。

 

4. まとめ

せっかく紹介してきましたが、残念ながら2022年の運行は2022年12月4日(日)をもって終了しました。2023年も運行はされますが、現時点でスケジュールは発表されていません。

基本、土日祝日に熊谷駅~三峰口駅間を一日一往復します。不定期で金曜日にも一往復します。詳細は秩父鉄道のHPを参照して下さい。

 

クラブツーリズムは、とにかくツアーの種類が多い事が特徴です。バス旅行も非常に人気があり、低価格で、日帰りからなど短期間でも楽しめる企画がたくさんあり!

「さらに条件を追加する」 → キーワード検索で「秩父SL」!

ヒットしずらい時には、出発地を、指定なしにしてみて下さい。

 

全国的にSLは引退が予定されています。予定されているものは下記です。

  • SL銀河 2023年春
  • SL人吉 2024年春

車両維持、運行、保線などの費用がかかり、採算がとれていないからです。

引用:日経電子版 22/12/28

 

5. 基本情報

名 称

秩父鉄道SLパレオエクスプレス

運行場所

熊谷駅~三峰口駅

運行頻度

一日一往復

土日祝日、不定期で金曜日

運転時刻表

くだり 

熊谷10:15―ふかや花園―寄居―長瀞―皆野―秩父御花畑―12:54三峰口 2時間39分

のぼり 

三峰口14:05―御花畑秩父―皆野―長瀞―寄居―ふかや花園―16:20熊谷 2時間15分

ちなみに、SLではない通常の電車では、熊谷駅~三峰口駅間の所要時間は約1時間30分です。

連絡先

運 賃

熊谷駅~三峰口駅