どこでもGO

こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

神戸北野異人館 風見鶏の館 異人館街の代表格 レンガ張りの外壁

こんにちは!どこでもGOです!

神戸と言えば北野にある異人館街が有名ですよね。数ある異人館のなかで風見鶏の館に行って来ました。すてきな調度品、気品ある室内、当時の外国人達の生活ぶりが想像できます。

ご紹介します。

 

目 次

 

1. 神戸北野異人館とは

明治の開港に伴い外国人が多数来日し、ここ神戸北野に住み始めました。当時、日本としてはいたずらに外国人を増やしたくなかったので、居住可能地域を制限しました。結果、山の高台の方へと建物がつらなる事になりました。

明治時代から昭和初期にかけて200棟ぐらい建てられましたが、第二次世界大戦及びその敗戦でその数は一気に減る事になります。

その後、NHK連続テレビ小説「風見鶏の館」で取り上げられたことにより人気が沸騰し、一躍観光地として有名になりました。

神戸市としても、一部の異人館を借り上げて公開したり、道に愛称を付けたりして、広報に努めました。最近は異人館やレストランでの結婚式・披露宴が観光とセットになって人気が出ています。

 

2. 風見鶏の館とは

モダンなレンガ張りの洋館で、尖塔の風見鶏は北野のシンボル的な役割です。建物は明治42年(1909年)頃ドイツ人貿易商のG・トーマス氏が自宅として建てたものです。重厚なドイツの伝統様式と、アールヌーボー風のモダンな装飾が特徴です。

トーマス氏は20歳の時、横浜に来日し、中国との貿易を開始しました。その後、30歳の時に神戸に移り住みました。

昭和58年(1983年)12月から昭和60年(1985年)3月までかけて解体修理を行いました。

 

認定など

  • 国指定重要文化財
  • ひょうごの近代住宅100選 北野地区では7館のみ

 

3. 外 観

北野異人館街にある建物の中で唯一レンガ張りです。色鮮やかなレンガの色調、石積みの玄関ポーチなど重厚な雰囲気です。

入口でチケットを購入します。チケットは単館券よりも、例えば、隣にある萌黄の館との2館共通券などがお勧めです。

 

4. 館 内

貿易商をしていた関係で日頃から多くのお客様が来られます。なので、1階は豪華なつくりになっています。でも質実剛健なドイツ人、2階はプライベート空間として、シンプルなつくりになっています。

 

・1階 応接室

豪華ですが、決してきらびやかでないので落ち着いた雰囲気があります。

 

・1階 居間

18畳とスキップフロア6畳を合わせて24畳と広々です。天井は幾何学模様になっています。ピンク色のシャンデリアは、天井近くの3つの滑車で上げ下げし、本を読んだり、トランプを楽しめるよう明かりの調節をしました。

電燈の明るさは40W程度なので、本を読むにはそれほど明るくはなかったようです。

 

・1階 食 堂

 

・階 段

1階ホールから2階へ上がる階段です。それ程広くは見えませんが、それでも、当時の婦人ドレスの幅を考慮してゆったり目に設計されています。この階段は世話をする使用人は使う事は許されていません。使用人は別途、地下室から屋根裏部屋まで続くとても狭い専用の裏階段を使うように言われていました。

裏階段・地下室は通常は非公開です。「探検ツアー」に参加すると、見学ができます。

 

・2階 朝食の間

宿泊されたお客様とトーマス氏の家族が、一緒に朝食を食べた部屋です。日当たりが良く、暖かく、当時は大阪まで眺められたそうです。冬は家族の居間としても使われました。

 

・2階 子供の部屋

トーマス氏の一人娘のエルゼさんの部屋です。南向きの日当たりの良い部屋で24畳の広さがあります。当時は洋服ダンス、整理ダンス、テーブル、イス、洗面台、勉強机、裁縫台、人形コーナーがありました。

 

・2階 書斎

どの角度からも光が入るように五面のベイウインドウになっています。天井はこうもり傘を広げたデザインになっているなど、可愛らしいですね。

 

5. まとめ

風見鶏の館では下記のツアーが不定期に開催されていますので、ガイド付きでより詳細を知りたい方はご参加下さい。開催日は公式HPに載っています。

  • 探検ツアー
  • 執事ツアー
  • アートツアー

風見鶏の館は北野異人館街を代表するような館です。これを見ないで過ぎ去る事はありません。ぜひお越しください。

 

直接現地へ行けない方はここで楽しんで下さい

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6. 基本情報

施設名称

北野異人館 風見鶏の館

住 所

神戸市中央区北野町3-13-3

坂の下エリア

電 話

078-242-3223

建築日

明治42年(1909年)

入館料

  • 単館券    ¥500
  • 2館共通券   ¥650

営業時間

9:00~18:00

休館日

2月と6月の第2火曜日

駐車場

なし