どこでもGO

こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

大阪・関西万博! 日本館 “藻”がカギを握る未来 キティちゃん サステナブルの最前線

こんにちは!どこでもGOです!

大阪・関西万博、もう行かれましたか?

2025年4月13日から184日間にわたり、夢洲(ゆめしま)で壮大な未来体験が展開中です!

テーマは 「いのち輝く未来社会のデザイン」。

 

今回は日本館を紹介します!

日本館は藻類にフォーカス。今後起こると言われる食糧危機の切り札として期待されている生き物です。他の館においても、藻類に注目した展示をいくつかみたいので、まさに今後進めていかねばならないテーマです。

これから行く予定の方には、きっと役立つ情報ですよ♪

 

目 次

 

1. 日本館のパビリオンテーマ

大阪・関西万博の日本館のパビリオンテーマは、下記です。

 いのちと、いのちの、あいだに

 

このテーマは、日本の伝統や技術、自然との共生、そして未来に向けた持続可能な取り組みを通じて、いのち(生命)といのちをつなげる知恵や工夫を体感できるように設計されています。

具体的には、以下のような要素がテーマに沿って展示されています:

  • 藻類の活用 いのちをつなぐ未来資源の提案
  • 水や木との対話的アート 自然とともに生きる感性の再発見
  • 火星の石 いのちの起源を探る挑戦
  • 分解性プラスチックやごみの有効利用 いのちを守る環境との共生

 

つまり、「いのち」というキーワードを科学・アート・環境・未来の各分野から多角的に見つめる構成となっています。

 

2. 日本館 日本らしい木のぬくもり

日本館は大阪・関西万博の中でも最大規模のパビリオン面積(約5,200㎡)を誇ります。

外から見ると木材をふんだんに使った外観が印象的。木の波のようなデザインは、自然と調和した未来の姿を感じさせてくれます。人気館なので事前予約できていないと、入るのは難しいと思います。

館内へ向かう通路では、差し込む光と木の柱が織りなす影の模様が幻想的。まるで自然の中を歩いているような感覚に。

人が写っていませんが、手前で予約時間毎に厳しく入館制御している為です。

 

3. 光のカーテン

最初のゾーンではごみを発酵・分解している微生物が主役。タンクで躍動する微生物をイメージした光のカーテンです。微生物によってゆっくり分解されていく様子は、まるでアートのようで、「ごみ」が美しく消えていく過程を可視化しています。わかりにくいですが、床面下には発酵用のタンクが多数配置されています。

 


www.youtube.com

 

4. ごみが水に、熱に、電気に

海洋生分解性プラスチックの展示が登場。

海水に存在する微生物のはたらきで、自然へと還っていく生分解性プラスチック!ゆっくりと分解が進んでいくその様子は、まるで芸術作品のようです。

奥の5つの水槽では、分解が徐々に進んでいき、「ごみ」が美しく消えていく過程を可視化しています。

 

5. ごみが磨いたまっさらな水

 外に出ると、今度はきれいな水盤越しに建物がドーン!この水の中に映る木の壁が、また美しい。微生物ろ過膜」によって浄化された水なので、超きれいです。ここでもたくさんの人が列を作って待ってました。

 

6. 火星に触れられる?

次の展示はなんと宇宙の展示。
「火星の循環」を触って感じるという体験型の展示パネル。実際に指で触って、火星のサイクルを感じるなんて、なんかSFっぽくてテンション上がる!

で、実際触ってみましたが、研磨されていたので、単にツルツルの表面。感動はなかった・・・ガクッ

最後に現れたのは、ドーンと構える「火星の石」。「いのちの起源を知る手がかりがこの中に…?」と書かれた横に、握りこぶし大の石が!世界最大級とのことでしたが、意外と小さい・・・

これは、南極で発見された火星からの隕石です。

まだ、人類は火星から石を持ち帰るミッションは成功させていません。

NASAが中心に、「Mars Sample Return(火星サンプルリターン)」計画が進行中で、
2030年代前半に初の「火星から地球へのサンプル回収」が予定されています。

 

7.  キティちゃんが藻になった!?

藻の種類を説明するパネルには、なんとキティちゃんが登場!
ワカメ、イカダケイソウ、シアワセモ・・・など、全部キャラ化されててかわいい!

全部で32種類あります。

しかもそれぞれちゃんと特徴を説明してくれるから、勉強にもなる。

床下にあるのは、ピカピカ光る謎の水槽・・・
実はここ、藻が暮らす「水の中の出番待ちスペース」だったんです!

実際に藻を育てる装置や配管がずらりと並ぶ展示エリアもあります。本物のバイオリアクターのような設備は本格的で、「ここまでやるか」と感心。

ただし、半年後には撤去される一時展示と考えると、この規模の設備投資に対して「もったいない」という声が出るのも確かです。
やり過ぎ感がただよっていました・・・

 

8. 藻類はすごすぎる!食糧危機の救世主

キティちゃんの展示エリアの横には、藻類のパワーのすごさがわかりやすく説明されていました。

  • 藻のCO₂吸収力はスギの14倍!
      めちゃくちゃ環境にやさしい生物なんですね。
  • たんぱく質生産はなんと大豆の36倍!
      栄養価も高くて、未来の食材としても注目されてるんですね。
  • オイル生産もすごい!ひまわりの14倍!
      藻類は「緑の石油」と呼ばれます。これでエネルギー問題解決!
  • 同じ水量で生産できるたんぱく質は、牛肉の50倍!
      環境負荷の少ない未来の食料の大本命!

 

9. いのちみなぎる藻のカーテン

会場の最後には、空間全体を覆うように張り巡らされた緑のワイヤーアート

藻をイメージしており、幻想的な気分に。

 

10.  水で描く、一度きりのアート

珪藻土(けいそうど)の上に水で描かれたアートは、現れた瞬間に消えていく。そんなはかなさがテーマ
「よそ見しないで、しっかりと記憶に焼きつけて」というキャッチコピーが胸に刺さります。


www.youtube.com

 

11. 「やわらかく作る」ことで持続させる展示も

伝統的な木桶やサッカーボールなどの構造から学ぶ、「やわらかさ=強さ」という考え方。

再利用・再生可能な素材を用いた椅子、パッケージ、制服なども展示され、時代を超えて日本の文化が育んできたサステナブルな暮らし方をわかりやすく伝えています。

 

12. お楽しみのお土産ショップへ

館内の展示に登場したキャラクターグッズ(キティ×藻、ドラえもんなど)をはじめ、
Tシャツ、タオル、エコバッグ、文具など、限定アイテムが目白押しです。

外にはコンテナ型の日本館公式ショップも完備!

 

13. まとめ

日本館は「見せる」展示だけでなく、“考えさせられる”展示が多いのが特徴。

  • ごみとどう向き合うか、 微生物との共生
  • 地球外の生命に何を想像するか
  • 小さな藻類に未来を託すべきか? 食糧危機の解決策

こうした問いに対して、自分なりの答えを見つける場所でした。

 

PR

必要なのがガイドブック。公式ガイドブック(¥3,080)はA4で厚く重いので、ちょっと購入考えちゃいますね。ぴあが発行している「大阪・関西万博ぴあ」(ぴあMOOK) がお勧めです。必要な内容がぎっしり詰まっていますし、マップを切り離しできます。

 

PR

ツアーで関西万博へ行ってみませんか!

ツアーなら入場チケット付、面倒な入場予約手続が不要、1パビリオン予約付、取りにくい大阪市内のホテル付、ツアーなので個人手配より安いなどのメリットがたくさん。

下記のサイトに行くと、関西万博の専用特集コーナーがあるので便利です。

 

14. 基本情報

事前入館予約

可能、というか必須ですね

見学所要時間

約50分

パビリオンテーマ

いのちと、いのちの、あいだに

自分の評価

評価基準

5: 最高、絶対見るべき

4: かなりいい、見ごたえある、満足

3: まあまあかな、ありきたりだけど、うまくまとめているね

2: 良くない、つまらない

1: 最低、行かない方がいい