どこでもGO

こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

竹久夢二美術館 夢二式美人、大正の浮世絵師・歌麿 代表作はこれ

こんにちは!どこでもGOです!

竹久夢二!どなたも、名前ぐらいは聞いた事があると思います。大正時代の、女性を書かせたら一番!独特な竹久夢二ワールドに引き込まれます。この美術館にはまとまって作品を心ゆくまで楽しめます。

ご紹介します。

 

目 次

 

1. 竹久夢二とは

数多くの「夢二式美人」と呼ばれた、美人画を残した、大正ロマンを代表する画家です。「大正の浮世絵師」とも呼ばれました。多くの作品は日本画の技法で、掛軸、屏風に描かれています。水彩画、油彩画、木版画制作も行う一方、各種書籍(単行本、月刊誌などの定期発行誌)の表紙絵、広告美術など、幅広く描いています。紙の上だけでなく、日用雑貨・浴衣などのデザインも手がけており、言わば、現代のグラフィックデザイナーであったと言えます。

 

美術館にあった若かりし頃 と ウィキペディアにあった晩年

明治17年1884年)誕生~昭和9年(1934年)、51歳肺結核にて没

岡山県生まれで、本名は竹久茂次郎(もじろう)です。

 

2. 竹久夢二美術館について

東京都文京区弥生、東京大学のすぐ横にある、竹久夢二の作品を集めた私立の美術館です。1990年11月に開館。竹久夢二の作品、関連資料約3,300点を所蔵しています。常設展ではありますが、年に3、4回はいろいろ趣向を変えて企画展をやっています。

弥生美術館が隣接しており、連絡通路で行き来でき、1枚の入場券で両方の美術館を観覧できます。

 

3. 夢二式美人のひみつ

訪れた時実施されていた企画展が「夢二式美人のひみつ」で、2022年6月4日~9月25日までです。ポイントは下記です。

本展では、夢二式美人の成り立ちをおいかけると共に、大衆の心を掴んだ独特の表現に注目し、生涯を通じて女性の美を探した夢二の理想に迫ります。

 

3.1 母と姉の想い出

夢二は明治17年岡山県で産まれ、染物屋出身の母から強い影響を受け、文字を書く以前から絵を描いていました。6歳年上の姉を強くしたっていたそうです。

 

3.2 投書家から挿絵画家へ

16歳で岡山より上京し、早稲田実業学校専攻科に通学し、コマ絵と呼ばれる作品を雑誌に投稿していました。しばらくして、コマ絵が次々と入選したので、学校を中退し絵の道に進む決心をしました。デビュー後は、社会の出来事、恋愛、風景など、身近なテーマで創作し、次第に人気がでてきました。

 

3.3 夢二式美人のしぐさとポーズ

 

3.4 夏姿(大正4年(1915年))

モデルは夢二の恋人である笠井彦乃です。彦乃は病気をわずらっており順天堂医院に入院していました。夢二はその順天堂医院を見下ろす事の出来る、菊富士ホテルに長期滞在し執筆活動を続けていました。彦乃は大正9年1920年)に闘病のかいなく亡くなられました。

 

3.5 女学生の表紙

女子中高校生の年代にあたる少女達。遊びや本に熱中する可愛らしい姿と、落ち着いて大人びた表情の両方が見て取れます。流行の最先端のコーディネートを表しています。

 

3.6 新少女の表紙

絵日記の募集、部屋の飾り方の提案、夢二デザインの千代紙や刺繍・手芸図案の付録など、読者に合わせたライフスタイルを提案しています。

 

3.7 Long Engagement (大正15年(1926年))

大正15年(1926年)7月1日発行の「婦人グラフ」の表紙になっています。

 

3.8 新潮社からの本の表紙

大正5年(1916年)~大正12年(1923年)にかけて新潮社から発刊された本の表紙にも採用されています。このように書籍の表紙をかざった本は300冊以上になっています。浮世絵風の美人の色恋ものも多かったので、「大正の浮世絵師」「大正の歌麿」とよばれました。

 

3.9 祇 園

艶美かつ感傷的な雰囲気を漂わせた花街や演劇を舞台にした作品も多いです。代表的なものとしては、吉井勇が作成した祇園歌集(大正4年(1915年)発行)の表紙(木版)を夢二は制作しています。

 

3.10 水竹居 (昭和8年(1933年))(すいちくきょ)

特に有名な作品です。昭和6年(1931年)、48歳の時始めて外遊できました。ハワイ経由でサンフランシスコ、ロスアンゼルスなどに赴き、その後ヨーロッパへ。ドイツ、オーストリアチェコ、フランス、イタリアを巡る2年半の旅でした。

この絵はドイツのベルリンでの現地の女性をモデルに制作しました。

 

絵、画集、ポスター、本、扇子、カップ、風呂敷といろいろ竹下夢二製品が揃っています!

Amazonで竹久夢二製品はこちら

 

4. まとめ

いかがでしたか?ほんの一部ですが、夢二式美人画の世界をお楽しみいただいたでしょうか。実際美術館に足を運ばれてその目でみると、会話できますよ。簡単にタイムスリップできます。

次回の展覧会は下記です。

2022年10月1日~12月25日

夢二をとりまく人間関係 ~交流から生まれた美と言の葉~

本展では夢二と関わった文学者、画家、音楽家、出版人及び恋人を紹介し、各人ゆかりの作品や資料展示を通じて、夢二の交流から生じた美と言葉をクローズアップします。あわせてこれらの人々が知るエピソードから、夢二の素顔に迫ります。

引用:竹久夢二美術館HP

 

 

5. 基本情報

施設名称

竹久夢二美術館

隣接の建物に、原美術館もはいっています。連絡通路で一体化。

住 所

東京都文京区弥生2-4-2

電話番号

03-5689-0462

アクセス

東京メトロ千代田線根津駅より徒歩7分

東京メトロ南北線東大前駅より徒歩7分

入館料

弥生美術館も観覧可能

一般     ¥1,000

大・高校生  ¥900

小・中高生  ¥500

開館時間

10:00~17:00

休館日

月曜日

月曜日が祝日時は開館、翌日休館

設立日

1990年(平成2年)11月3日

現在実施している企画展

夢二式美人のひみつ

2022年6月4日~9月25日

バリアフリー

にはなっていません