こんにちは!どこでもGOです!
日本一長い水管橋である荒川水管橋を見てきました。場所は吹上コスモス畑のすぐそばです。コスモスを見た後寄りました。どんな感じだったかご紹介しますね。
目 次
1. 荒川水管橋とは
埼玉県の荒川と、その南側に並行する和田吉野川に架かる水管橋です。全長は1,100 mで日本一長いです。利根川の水を取水しきれいにしている行田浄水場からの水道水を埼玉県西部に届ける為にこの橋が作られました。埼玉県が管理しており、1982年9月に建設を始めて1年半で完成しました。総工費40億円。ローゼ補剛形式でアーチ部分は14連あります。アーチ部分は赤いですが、送水管は白で直径1.2m。
水道専用橋なので通常は通行禁止ですが、2016年10月より、春と秋の年2回、キャットウォーク(メンテナンス用通路)を歩いて渡れる見学会が開かれています。(2021年の春はコロナで中止でした。)
賞など
2. どこにあるの?
吹上コスモス畑のすぐ側です。JR高崎線吹上駅から2kmのところにあります。駅からバスはありますが、本数がきわめて少ないので徒歩かタクシー、又は、自家用車になります。アクセス及び吹上コスモス畑に関しては下記記事を参照願います。
3. 水管橋、見えました!
可憐なコスモスの後ろには荒川水管橋! 絵になりますね!
近づいていくと・・・橋脚は張り出し式橋脚、別名T型橋脚と言い、一番一般的に採用される橋脚です。
橋台はすごく頑丈そうですね。しっかり、支えてね!
橋名板が貼ってありました。竣工が昭和59年(1984年)なので、37年経っているのですね。
真下から見ると迫力があります。真ん中にキャットウォーク(メンテナンス用通路)が見えます。
この水管橋で何十万人という人々の命をささえていると思うと感慨深いです。
4. 和歌山市では崩落事故、ここは大丈夫?
2021年10月3日に和歌山市の六十谷(むそた)水管橋が長さ約60mにわたって崩落した事故がありました。六十谷水管橋のアーチと水道管をつなぐ「つり材」が腐食で弱くなり、破断したのが原因です。荒川水管橋は送水管自身が橋桁を兼ねた構造なので、同じような崩落事故はすぐには起こりません。
構造が違うので比較する事自体無意味ですが、比較表を作成しました。
引用:朝日新聞デジタル
5. なぜ、この橋が日本一長い水管橋なの?
なぜなら、この辺が日本一川幅が広いからです。この荒川水管橋の7km下流に御成橋と言う橋があります。そこの川幅が日本一広いのです。なんと、2,537m! 2km半です!なので、荒川水管橋も当然のことながら長くなり、結果として日本一の長さになりました。詳しくは下記記事を参照下さい。
6. まとめ
吹上コスモス畑は10月頃はコスモス満開ですが、5月頃はポピーと麦なでしこで満開になります。橋をからめた印象的な写真がたくさん撮れます。橋・花・夕日が一体となった写真を撮ろうじゃありませんか!特にこの荒川水管橋は、アーチの赤と送水管の白がきわだっています。眺めるだけでこれほどまで美しい造形物を作り出せる人間のすばらしさを感じる一時でした。
7. 基本情報
施設名称
荒川水管橋
住 所
電話番号
048-541-1321
長 さ
1,100m
竣 工
1984年5月31日
形 式
ローゼ補剛形式14連