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こんな所に行ってみました、あんな所に行ってみました的な情報発信をしていきますね。基本、実際に行った所のみブログします。現場でないとわからないような情報発信を心掛けます。

昇仙峡 紅葉真っ盛り 見どころ・名所とアクセス・推奨駐車場 ベストルート 渋滞時う回路 ポイントまとめ

こんにちは!どこでもGOです!

関東からもそれほど遠くない、渓谷で有名な昇仙峡に行って来ました。紅葉真っ盛りの2021年11月8日(金)です。色とりどり!非常にきれいでした。ご紹介します。

目 次

 

1. 昇仙峡とは

甲府市甲府盆地の北側にある、秩父多摩甲斐国立公園に属している、日本有数の渓谷です。周辺地域をあわせ年間56万人の観光客が訪れます。流れている川は荒川で東京湾に流れ込んでいます。長潭橋(ながとろばし)から仙娥滝までの全長約5kmに亘る渓谷は、多くが花崗岩安山岩で、柱状節理・奇岩・奇石が多数あります。

渓谷沿いには遊歩道が整備されており、紅葉を楽しみながら散策する事ができます。まわりの木々は、もみじ、けやき、ならなどが多いです。両岸の、頭上にかぶさる様に迫る岩山や、流れをさえぎる巨岩など、至る所で訪れる者を圧倒する光景が展開されます。

遊歩道からはユニークな名前がついた奇岩・奇石を多く見る事ができます。想像を膨らませながら、日本一の渓谷を歩いて探してみましょう!あなただけの石に出会えるかもしえません。

認定など 

  • 国の名勝     大正12年(1923年)指定
  • 国の特別名勝   昭和28年(1953年)指定
  • 全国観光地百選  渓谷の部第1位
  • 平成百景     第2位、第1位は富士山
  • 平成の名水百選  環境省認定
  • 日本五大名峡の1つ
  • 日本二十五勝
  • 日本100名瀑    仙娥滝
  • 日本遺産に認定された昇仙峡を構成する文化財は23件
  • 土木遺産     長潭橋
  • 天然記念物    天鼓林

 

2. 昇仙峡の全体像は?

「昇仙峡入口」バス停(グリーンライン県営無料駐車場)を中心におくと、大まかに下記のようになります。

2.1 滝上エリア(北エリア)

一番、名所・美術館・博物館・土産物屋・飲食店が集まっているエリア。具体的には、覚円峰、石門、仙娥滝、影絵の森美術館、水晶宝石博物館、ロープウェイなどがあります。滝上市営無料駐車場があるのですが、現在は使用中止となっています。

2.2 「昇仙峡入口」付近

ちょうど昇仙峡全体の真ん中あたりになります。羅漢寺、えぼし石、天鼓林(てんこりん)、愛のかけ橋などがあります。グリーンライン県営無料駐車場が便利です。

2.3 天神森エリア(南エリア)

昇仙峡口にあたります。天神森市営無料駐車場があります。土木遺産である長潭橋(ながとろばし)の他、下記のようなたくさんの奇岩・奇石があります。

天狗岩、めまい岩、よろい岩、かぶと岩、筆立岩、えぼし岩、登竜岩、寒山拾得岩、五月雨岩、ふぐ石、はまぐり石、松茸石、ねこ石、富士石、ラクダ石、猿石、トーフ岩、オットセイ岩、大砲岩、亀石

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引用:昇仙峡観光協会HP

 

3. どうやって行けばいいの? アクセス

3.1 電車・バス

JR甲府駅より山梨交通バス昇仙峡滝上線に乗車すれば行けます。乗り場は、甲府駅南口にバスターミナルがあり、4番のりばから昇仙峡行きのバスが出ています。午前中はだいたい40分に1本、土日祝日はさらに増便されます。12/1~3/31は冬季期間でバスは昇仙峡口までしか行きません。

15:00ぐらいのグリーンラインバス停から甲府駅に向かう山梨交通バスに満員の為乗り切れない乗客を目撃しました。スケジュールには余裕を持ちましょう。

  • 昇仙峡口      30分 ¥590
  • 天神森       30分 ¥590
  • グリーンライン   40分 ¥820
  • 滝上        60分 ¥900

路線バスの詳細情報は下記で確認できます。

甲府駅バスターミナル | 山梨交通株式会社 (yamanashikotsu.co.jp)

 

日光などと違い、現地は昇仙峡のみなので車を必要としません。遊歩道を、時間がない方は片道2km、十分楽しみたい方でも片道5kmのエリアなので、電車・バスでも全く問題ありません。

●スケジュール例

新宿駅8:00-JR中央線、特急あずさ5号、¥3,890、所要1:28―9:28甲府駅

甲府駅南口バスターミナル9:45-山梨交通バス、¥820、所要0:40-10:25グリーンライン

3.2 乗用車

中央自動車道甲府昭和ICではなく、双葉SAのスマートIC利用が便利です。昇仙峡に行くには、甲府昭和ICで降りても、一般道で双葉SA付近を通る事になります。双葉SAからは16kmなので、渋滞なしで30分でグリーンライン駐車場まで行けます。

 

●お勧め駐車場

グリーンライン県営無料駐車場

「昇仙峡入口」付近です

カーナビ入力住所:〒400-0081 山梨県甲府市上帯那町3221

 

●走行例

永福IC-首都高速4号線―中央自動車道―双葉SA

走行距離   130km

ガソリン代  130km/20km/L = 6.5L x ¥160/L = ¥1,040

有料道路料金 首都高速¥300、中央自動車道¥3,670

 

4. 駐車場は整備されているの?

今回は車で行きました。駐車場は無料、有料ありますが、下記2つが無料なのでお勧めです。これ以外にも、滝上エリアの各店舗の駐車場も、何か買えば無料となる事が多いので、駐車場の説明板に従って下さい。

  • 天神森市営無料駐車場
  • グリーンライン県営無料駐車場
     カーナビ入力住所:〒400-0081 山梨県甲府市上帯那町3221
  • 滝上市営無料駐車場(現在、使用中止

 

5. 駐車場の選び方

5.1 昇仙峡を堪能したい方

天神森市営無料駐車場に止めて、遊歩道を歩きながら、まずは奇岩・奇石の数々を見て、えぼし石、天鼓林を見ながら、羅漢寺でお参りし、ご朱印もらって、覚円峰、石門、仙娥滝の有名スポットを見て、滝上エリアの美術館・博物館・土産物店・飲食店が集まるロープウェイ乗り場近辺まで行き、戻ってきます。片道5kmぐらいです。

5.2 有名な所だけでいい方

グリーンライン県営無料駐車場に止めて、遊歩道を歩きながら、覚円峰、石門、仙娥滝の有名スポットを見て、滝上エリアの美術館・博物館・土産物店・飲食店が集まるロープウェイ乗り場近辺まで行き、戻ってきます。片道2.5kmぐらいです。その後、さらに見足りない方は、南下し、長潭橋(ながとろばし)・天鼓林を見て戻ってきます。

時間調整がしやすく、体調にあわせて歩く距離を決められるので、お勧めです。

 

6. 周り方ベストルート

昇仙峡が初めての方で、とりあえず、有名な所を無理なく、疲れる事なく周りたい方の為のベストルートを紹介します。車で来た事を想定していますが、バスでも最初の所が違うだけです。

 

  1. グリーンライン県営無料駐車場に止めます
     
    私の行った日は平日の9:00でちょうど満車になりました。
  2. ここから、滝上バス停までオムニバス乗合バスが出ているので乗ります。
     
    これに乗る事で約2.5km、1時間の上り坂を5分に短縮できます。
     満員になりしだい出発ですので、ひっきりなしに往復しています。

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  3. ロープウェイに乗車、山頂弥三郎岳まで行きます
     
    弥三郎岳山頂の大きな一枚岩からの絶景は絶対行くべきです!

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  4. 美術館・博物館・水晶店めぐり・ワインのお店・土産物店・飲食店を周ります
  5. 昇仙峡を仙娥滝から下りのコースで紅葉狩り
     昇仙峡渓谷は、天神森から滝上まで急ではないですが、ずっと上り坂です。
     このコースを上からなだらかな下り坂で観光する事で、疲れる事なく短時間です。
  6. グリーンライン県営無料駐車場に戻ります
     
    これで出発地点までもどれました。

 

7. 見どころ・名所

まだ一週間ほど紅葉には早かったようです。所々紅葉の進んだ木々はありますが、山全体をみるとまだ紅葉は3割程度でした。

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7.1 布袋様に願掛け

滝上の渓谷の入口にあります。福々しい笑顔に、ぷっくらしたお腹、冨が入った大きな袋をかついでいる布袋様。願う者には3つの福を呼ぶ神様です。3種類の願札に叶えて欲しい願いを書いて貼りましょう!

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7.2 覚円峰(かくえんぽう)

昇仙峡のメインの1つです。水面からほぼ垂直に屹立する高さ約180mの巨岩。有名な澤庵禅師(たくあんぜんし)の弟子である覚円が、頂上の畳数畳ほどの狭い所で修行した事に由来します。澤庵禅師は、臨済宗大本山である京都の大徳寺の首座であられる方です。沢庵漬けの考案者として有名です。

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7.3 石門(いしもん)

巨大な石がまるで門を作っているかのように見える名所。大迫力の自然に作られた門の向こうには美しい景色が広がっています。

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この巨大な大石、実は先端部分はつながってなくて、浮いているのです!すごい迫力!通る瞬間に地震が来たらと思うと、足がすくみます。

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7.4 仙娥滝(せんがたき)

覚円峰の懐にあるこの滝は地殻変動による断層によってできました。まわりは花崗岩落差は30mあります。時々、しぶきが飛んできます。水が落ちる音はいつ聞いても心が和みますね。

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7.5 羅漢寺(らかんじ)

羅漢橋を渡った先にあるのが、羅漢寺・羅漢堂です。

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羅漢堂にある五百羅漢像は、弘法大師空海の作と言われている木彫像の一本造りです。実際には150体前後の羅漢像が阿弥陀如来坐像と共に安置されています。古くから地域の人の信仰の対象として大切に護られています。

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7.6 天鼓林(てんこりん)

長潭橋から少し北へ歩いた所にある紅葉スポットです。紅葉を目近で見られます。この場所で足を強く踏み鳴らすと、地中から鼓のようなポンポンとした音が返ってくることから、天鼓林と呼ばれています。この現象は地盤の固いこの土地ならではの現象で、昇仙峡の天鼓林は澄み切った音が響き、山梨県の天然記念物に指定されている景勝地です。ここの紅葉は進んでいました。

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7.7 愛のかけ橋

愛のかけ橋。別名、天鼓林橋です。昭和61年(1986年)3月にできました。カップルで渡ると愛が実るとされています。橋途中から眺める渓流は愛に満ちている?

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7.8 天鼓林かはず大明神

蛙が神様になっている、かはず大明神!天鼓林を古くより水難から守り、訪れる人々の願いを叶えてきました。愛のかけ橋の守護神体でもあります。

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手を合わせ、願い事をした後、右手元にある器の中から水晶を1粒だけ取り、財布の中に入れて願いが叶うまで持ち歩けば良いそうです。

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7.9 長潭橋(ながとろばし)

山梨県内に現存する戦前完成の3つのコンクリートアーチ道路橋のうち最古であり、景勝地昇仙峡観光の歴史を語る上で重要な建築として平成24年(2012年)の選奨土木遺産に選ばれました。

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8. 渋滞回避のとっておきの帰り道別ルート

紅葉シーズンは特にですが、土日祝日は渋滞で帰り道がすごく混みます。そんな時のとっておきの別ルートを紹介しちゃいます。

昇仙峡から甲府市内に向かう通常ルートではなく、逆方向へ行くのです。そして、ぐるっと大回りをして、甲府市内へ向かう敷島竜王です。双葉SAのスマートICの所に出るルートです。ほとんどの車は通常ルート(15km)へ行くのに対し、別ルートは20kmなので、圧倒的に早く着きます。また、動いているので精神的にも安定します。渋滞で困った時には是非検討してみて下さい。

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Googleマップのリンク

www.google.co.jp

 

9. まとめ

紅葉の季節は一年の内一番混雑する時期です。すぐそばにある、昇仙峡グリーンラインも土日祝日は「昇仙峡入口」(グリーンライン県営無料駐車場のある所)までは一方通行になります。日光と同じぐらい混む事を覚悟しなければなりません。昇仙峡の紅葉は11月上旬~下旬です。

ポイントをまとめました。参考にして下さい。

  • 土日祝日なら、9時ぐらいには現地についているようにする
  • 平日なら、10時ぐらいでもOK
  • 甲府昭和ICでなく、双葉SAのスマートIC利用が便利
     昇仙峡に行くには、甲府昭和ICで降りても、下道で双葉SA付近を通る事になります。
  • 双葉SAのスマートICが利用可能か再チェック
     2021年10月17日~11月2日までETC設備の更新工事で利用不可でした。
  • 電車・バスでも現地で車は使わないので、問題なし
  • 昇仙峡の滝上エリア(北エリア)の奇岩・奇石・紅葉を見ながら、すいている内に、博物館、美術館、夫婦木神社姫の宮、ロープウェイをすましてから、天神森エリア(南エリア)の名所を見学
  • グリーンライン県営無料駐車場に車を止めて、オムニバス乗合バスで滝上まで行ってから、昇仙峡渓谷を下るルートがベスト
  • 羅漢時のご朱印は飲食店一休でもらえます。ちょっと離れています。
  • 遊歩道の通行可能範囲はHPで要確認
     2021年8月24日から約1ヶ月間、長潭橋から昇仙峡入口までの遊歩道は落石の危険ありで閉鎖されていました。

 

どうしても紅葉の季節のみ注目しがちですが、四季折々いろいろな顔を見せてくれます。一度、平日にお越しください。

 

10. 昇仙峡に行ってみよう

クラブツーリズムからいろいろ日帰りツアーが用意されています。ツアーの魅力は、楽ちん、いろいろガイドの説明がある、安いです。バスは最大30名までで、お1人様参加は隣は空席になります。

●検索方法

  1. 目的地:甲信越山梨県
  2. さらに条件を追加する+
  3. キーワード検索(観光地等):昇仙峡

ヒットしずらい時は、出発地を空白にしてみて下さい。

 

11. 基本情報

施設名称

昇仙峡

住 所

山梨県甲府市上帯那町3221 付近

料 金

遊歩道を散策するのは無料

必要なのは、駐車場料金ぐらいです

 

合わせて寄りたい、昇仙峡にある施設

●昇仙峡ロープウェイ

dokodemogo.jp

 

●影絵の森美術館

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●水晶街道 宝石博物館クリスタルサウンド

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●夫婦木神社

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●山梨ワイン王国

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