こんにちは!どこでもGOです!
ソニーの着るエアコンこと、REON Pocket 4(レオンポケット)が2023年4月20日に販売開始されました。”4”とついている通り、今回で第4世代になります。だいたい毎年改良品を出しているので、もう発売開始してから4年になります。それだけに洗練度合いもMAX!さっそく購入しました。いい感じですよ。
ご紹介しますね。
目 次
1. REON POCKET 4とは
ペルチェ素子のしくみを利用した、冷えた金属板を、専用ネックバンドを用いて、肌直接又は下着越しに接触させる事で、涼しさ(又は温かさ)を感じる冷却装置です。なので、着るエアコンとも首掛けエアコンとも呼ばれています。
ペルチェ素子とは、直流電流を流すと片面が吸熱(冷却)し、反対面が放熱(温熱)するという性質をもつ半導体の事です。
今までの販売履歴は下記のように毎年新モデルを出しています。
- 2020年7月 REON POCKET 初代
- 2021年4月 REON POCKET 2 温度調節はユーザーによる手動設定
- 2022年4月 REON POCKET 3 Smart Cool Mode搭載
- 2023年4月 REON POCKET 4
REON POCKET 4には2つの製品型番があります。
- RNPK-4 本体、専用ネックバンド
- RNPK-4T 本体、専用ネックバンド、外付けセンサーREON POCKET TAG
外付けセンサーREON POCKET TAGとは、本体とBluetooth Low Energyプロトコルで通信する、外付けの温湿度加速度計です。夏場は薄着なので本体で計測された温度と実際の外気温との差がすくないので問題ないですが、冬場は厚着をするので、本体での計測温度と外気温の差が大きいので細かな温度制御ができなくなります。それを補完する為のセンサーです。今回はRNPK-4を購入しました。なので、外付けセンサーとの連携部分のレポートは含んでいません。 <m(__)m>
尚、外付けセンサーは後からでも購入(約¥3,850)可能です。
2. 改良点
主に前代からの改良点は下記です。
- 新たに温湿度を正確に検知する外付けセンサーREON POCKET TAGと連動して、COOL(冷)だけでなくWARM(温)の機能も自動で切替え。
- なので、夏・冬だけでなく、年間を通じて利用できます。
- 本体を首にひっかけるアクセサリー ネックバンドは別売ではなく、同梱されました。購入者のほとんどの人がアクセサリーを購入していたので、同梱しちゃいました。
- 販売価格はほぼ同じです。
- REON POCKET 3 約¥14,850+ネックバンド約¥1,980=約¥16,830
- REON POCKET 4 約¥16,500
- ペルチェ素子の接触面の形状、面積はほぼ同じ
- 表面のデザインは少し変わりました。衣服が通気口をふさぎにくくしました。空気が流れる空間を確実に作る事で、ペルチェ素子の性能を最大限引き出しています。
- バッテリー容量が2倍になったので、駆動時間も2倍
- 放熱ファンの大型化・効率化で吸熱性能は1.2倍
- 本体は3mmほど厚くなる
- 重量は少し重くなり、144gになりました。
- 本体の吸排気口のセンサーが温度センサーから温湿度センサーに変更。これで使用者が汗をかいて蒸している状況をより正確に把握できるようになりました。
3. 外 観
こんな感じで届きました。箱はすごく軽いです。
中身はというとこんな感じ。
- 本体 RNP-4
- スタートガイド
- 保証書
- 充電の為のUSB Type-CケーブルL型(USB ACアダプターは付属していません)
- エアロフローパーツ
取扱説明書ではなく、スタートガイドです。使い始めるのに必要な最低限の手順の説明書です。これに従ってやればすぐに使えるようにはなります。日本語、英語、中国語の3ヶ国語で記載されています。流石世界のSONY!
本体外観、かっこいいですね。宇宙艇みたい。映画にでてきそう。
SONYのロゴの近くの横長の口は、吸気口です。風は超微風ですね。
ひげみたいに長く延びているのは、ネックバンド。これで首にひっかける事で首の裏側を冷やせます。
本体右手前にある接続口は、充電用のUSB Type-C端子です。USB ACアダプターは付属していません。バッテリーを使い切った状態からは、約100分で90%充電できます。
その後ろの丸いものは、LED付電源ボタンです。電源ボタンは装着時に誤作動しないように小さめ、堅めになっています。
逆方向から見た写真です。
どっちが表か裏かわかりませんが、肌にふれるステンレススチールでできた冷却・温熱面です。
左:本体上部にある、排気口です。見やすく写す為に、エアロフローパーツを下にひいています。
右:本体下部にある、吸気口です。
エアロフローパーツを付けた状態の本体です。エアロフローパーツはシャツの襟などで排気口がふさがれる場合、空気の流れを確保する為に付けるパーツです。これをつけると排気口が襟上まで延びるので、排気がスムーズに確保されます。Tシャツなどの襟なしの時は不要です。
首の裏側を冷やす事は、効率よく体温を下げられるので暑さ対策として効果的です。首の裏側には比較的皮膚から浅い部分に太い動脈が走っているので、この動脈を冷やす事で、血管内の血液が冷え、全身に回るので、体温を効率的に下げられると言う訳です。
4. REON POCKETアプリ
単に自動モードで使用するぶんにはアプリは必要ありませんが、より詳細な設定ができるのでお勧めします。App Storeにも、Google Playにもアプリはあります。iPhoneでは下記のアプリをダウンロードします。
基本属性(性別、年齢、身長、体重、居住地)を入力しますが、入力なしでも構いません。重要な個人情報(氏名、メアド、電話番号など)の入力は求められません。ポチポチと進めば、数ステップで使用可能になります。
通常はSMART COOL MODEをONにすれば、特に調整は必要ありません。
下記左画面
場合により、SMART MODEで少し冷却度合いを調整したい時には、この画面で調整可能です。ぬるめ、少しぬるめ、普通、少し冷ため、冷ための調節が可能です。
下記右画面
設定画面ではより詳細な設定が可能ですが、特に調整しなくてもいいです。
5. 装着した感想
会社に着くと、まだ夏前というのに背中は汗いっぱいです。下着の背中面はもちろん、パンツにまで汗がしみ込んでいます。REON POCKET 4を付けると、その苦痛がいっぺんに吹き飛びます。もう手放せません!
- REON POCKET 3と比べると、本体は3mmほど厚くなり、重量も少し重くなり144gになりましたが、首・背中でささえるので気になりません。
- 付属のネックバンドは伸縮性が高いので、どんな体形の方でも合わられると思います。表面はシリコンラバーで覆っているので、触り心地もいいです。
- これを付けてジムでズンバのレッスンを受けましたが、激しい動きにも問題なく、ずれる事もないです。
- 襟付きシャツの場合は、付属のエアロフローパーツを付けると空気の流れが整いより快適になります。
冷却を強めにして、長時間つけていると、ちょっと首まわりがこると言うか、少し痛い感じになる事があります。そんな時は、AUTOモードで、「少しぬるめ」を選択するか、WAVE MODEを利用できます。自動で冷却の強さを上下してくれます。
6. ワークマンのペルチェベスト
ついに大手のワークマンが動き始めました。ペルチェ素子の冷板をベストの背中部分に取り付けてしまったのがペルチェベストです。ワークマンと言えば、数年前より大ヒット中のファン付きウェアベストが有名ですよね。炎天下の元で作業する方に大人気です。でもこのウェアベスト、外があまりにも暑いと熱風を吹きかけているだけになってしまい、もっと効果的なものが欲しいと言う声がいっぱい。そこで今年はペルチェベストを出しました。アルミプレートは10℃まで冷えているそうです。ファン付きウェアベストとダブルで着る事で冷風を上半身に行きわたらせます。¥19,800です。
ペルチェベストはいろいろな形状で販売されています。見ているだけで楽しくなります。
7. 基本情報
商品名称
ソニーREON Pocket 4
- RNPK-4 約¥16,500 本体、専用ネックバンド
- RNPK-4T 約¥18,700 本体、専用ネックバンド、外付けセンサーREON POCKET TAG
重 量
RNPK-4本体+ネックバンド 144g
購入価格
¥16,500 税込
ビックカメラ.comで購入しました。