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コロナワクチン接種 3回目の接種ワクチンはどっちにする?ファイザー?モデルナ?判断ポイントを紹介

こんにちは!どこでもGOです!

コロナワクチン3回目接種、あなたはどちらにするか決めましたか?いろんな人がいろいろ言うので迷っちゃいますよね。多くの方は1・2回目の体験を元に、3回目はどちらにしようか決めようとしています。それはそれで正しいですが、先日、厚生労働省より3回目のワクチン接種後の状態に関してあらたな結果が公表されました。

確認してみましょう。

 

目 次

 

1. 厚労省は3回目ワクチン接種後の抗体価の増加結果を発表

東京新聞厚労省発表資料をわかりやすく表にしています。

この表は、1・2回目がファイザーをうった方が、3回目として、ファイザーを選んだ場合と、モデルナを選んだ場合で、接種後1ヶ月経った時に、抗体価がどのようになっているかと、副反応の出方の調査報告です。対象者は約630人の日本人の医療従事者です。

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引用:東京新聞 TOKYO Web 22/02/19

見てわかるように、モデルナの方が67.9倍と、ファイザーの54.1倍を上回る抗体価の増加となっています。副反応をみてみると、全ての項目でモデルナの方が強く出ます。

 

高齢者に対する分析結果も発表しています。

接種前の平均抗体価は高齢者ほど低かったですが、3回目接種後の平均抗体価に年齢差は見られなかった。つまり、高齢者の上昇率はファイザー製、モデルナ製ともに100倍以上で、高齢者でも3回目を打てば、1ヶ月後には若年層と同等の平均抗体価を得ていた。

 

厚労省は前回(2022年1月末頃)に下記の、今回と同様な資料を公開しています。この資料はアメリカでの研究資料なので、被験者は日本人ではありません。ファイザーファイザー・モデルナが一番抗体価が増加する結果は変わっていません。この資料の副反応の出方は、ファイザー・モデルナ、ほぼ同じです。いずれにせよ、副反応は一般的には2回目が一番強く出ます。

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引用:2022/01/28のTBSテレビの「ひるおび!」のTV画面
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引用:2022/01/30の日本テレビの「真相報道バンキシャ!」のTV画面

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引用:TV画面は2022/01/28のTBSテレビの「ひるおび!」から

 

2. 一番心配すべきは後遺症

一番心配すべきは後遺症です。コロナに罹患し、回復後でも何らかの後遺症がある割合です。

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引用:2021/12/01 新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント

 

命の危険はないにせよ、まともな楽しい生活をおくれる状態ではなくなるのです。後遺症の出方は個人差が大きいです。

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引用:2021/12/01 新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント

 

3. ワクチン3回目接種のお勧めは?

私の個人的な考えですが、下記です。

副反応は予想出来て、数日で確実に直るので心配するにはおよばない。と言うか、どちらのワクチンにするか判断する要素にはならないと思います。一番心配しなければならないのは後遺症です。その為にも、より抗体価が高くなるモデルナがいい。

1・2回目モデルナをうった多くの方が、強い副反応に悩まされ、辛い・苦しい思いをされた事は知っています。だとしても、予想できる苦しい期間は数日間で終わります。その後は、辛い思いをした分、抗体価がファイザーよりも多くでき、より長期間耐えられる体になるのです。

その上でまとめると下記です。

  • 目的は抗体の量をなるべく多くする事
  • ファイザーファイザー・モデルナが元々持っている抗体量を約68倍にする組み合わせ
  • モデルナ・モデルナで来た方はたとえ約10倍でも、元々が多いのでどちらでもOK
  • 副反応は一時的な事なので心配する必要なし
  • 副反応の出方はモデルナの方が強く表れる
  • 3回目のモデルナは接種量が半分なので、副反応も軽い(ファイザーは同量)
  • モデルナは予約が取りやすい、すいている、スムース
  • 3回目はすぐ抗体がつくられ始め、1週間で十分な量に達する(1・2回目は3週間必要)
  • 3回目モデルナだと、その後の減衰率が低い。「よくもつ」と言う事。
  • 一番心配すべきは後遺症

 

政府はこの結果の広報・紹介を積極的に進める事で、情報提供不足を解消すべきです。そして国民が自ら考え、選択できる材料をもっと提供すべきです。交互接種は安全、3回目モデルナが抗体価より大きい、副反応は少し強い、すぐうてる などです。

 

4. 現在実施中のワクチン接種に向けての施策

政府・自治体は下記のような施策で3回目接種を加速させようとしています。

  • 大規模接種会場の開設
     自衛隊東京大規模接種会場 22/01/31~ Max5,000人
     乃木坂ワクチン接種会場  22/02/10~ Max1,200人
     大阪 22/02/14~
     これ以外の地域でも開設予定
  • 子供(5~11才)へのワクチン接種開始
     子供へのワクチン量は3分の1です。
     供給計画
      2月末まで 90万人分
      3月末まで 200万人分
      4月末まで 900万人分  合計 1,190万人分/4月末まで
  • 職域接種の開始
     22/02/12~、当初開始予定2/28から2週間前倒し
     最低接種人数を1,000名から500名へ条件緩和
     例:22/02/12~ 
         JALANA HD
       2月中旬~ 
         野村HD、楽天G、SB G、ホンダ、サントリーHD東京海上HD
  • 大学での接種開始  学生のみならず、近隣住民も対象
     例:東京大学    22/03/01~ 
       慶応義塾大学  22/03下旬~
       早稲田大学   22/04中旬~
  • ワクチン供給計画
      2月末まで 760万人分
      3月末まで 440万人分
      4月末まで 240万人分  合計 1,200万人分/4月末まで
  • ワクチンバス運行開始
      22/02/14~、高齢者施設、障害者施設を訪問
  • 送迎バス運行開始
      集団接種会場と高齢者施設等 間など

それでも、全対象者分(1憶222万回分、人口1憶2,000万人の85%)のワクチン供給は、5月16日までかかる計画。

 

5. 今後期待したい実施項目

  • 第7波(4回目接種)用にワクチン備蓄
  • 国産ワクチン開発の加速化
  • オミクロン株BA.2に確実にきくワクチン開発
      デンマークでは99%従来株より置き換わりました。日本国内で22/02/23現在既に94件発見されています。市中感染も益々増加してきています。今後、かなり高い確率で置き換わりが発生します。
      オミクロン株BA.1の感染力は、デルタ株の3倍
      オミクロン株BA.2の感染力は、BA.1の1.5倍
  • 鼻粘膜へのスプレータイプのワクチンの開発・普及
      塩野義製薬千葉大学と共同開発しています。2023年3月期中の臨床試験(治験)入りを目指すようです。使用承認・普及が待たれます。
  • 喉粘膜へのスプレータイプのワクチンの開発・普及
  • マイクロニードルタイプのワクチン接種
      痛みを感じない数100ミクロンの短い針が多数並んだ「貼る注射」の事
  • ワクチンではなく、一時的、数時間侵入してくるウイルスを防ぐ事ができる飴タイプのアンチウイルス薬の開発
      人ごみに行く、飲み会に行く時には、この飴をなめれば、マスク不要になる
  • ワクチン接種券のデジタル送付
      高齢者は従来通り郵送、希望者のみ又は60才以下とか対応できる人にはデジタル送付する。
  • ワクチン予約システムの全国統一化
      現状は各自治体が独自で開発、運用しているので、手順・操作感がバラバラ。マイナンバーを利用し、ソフトウェアは全国で統一し、運用は各自治体で実施した方が良い。そうすれば、U/I統一、開発費の削減、メンテナンス費用削減につながる。当然、APIは公開し、既に各病院が構築済みの予約システムへの連携も可能としています。依然進まないマイナンバーカード普及が一気に進む可能性があります。
  • インフルエンザ・コロナ混合ワクチンの開発・普及
  • 手軽な抗体価検査機器
      抗体価の減り方は個人毎違いがあります。なので、今後は抗体価は自分で管理し、300を切るタイミングにあわせて自らワクチン接種に行く事になります。計測は月に1回でいいでしょう。そうなると、手軽な抗体価検査機器が必要になります。理想はApple Watchなどのスマートウォッチ又はスマートバンドに抗体価が数字で表示される機器です。非接触で採血不要です。現在Apple Watchでは、非接触血糖値、血圧、体温を計測する機能を開発中です。一部では既に開発は完了し、2022年秋のApple Watch 8で利用可能になるのではと期待されています。心拍数、脈拍、血中酸素濃度(いわゆる、パルスオキシメーター)、心電図機能は既に開発済みで、日々の健康管理はもちろん、無呼吸症候群などの治療に使用されています。
  • 血液1滴での抗体価検査機器
      非接触での検査機器の開発に時間がかかるようならは、血液数滴で計測できる機器の開発が待たれます。現在の血糖値測定機器は採血が必要で、専用の試験紙(センサー)を使用します。試験紙は日本ではネット販売禁止で薬局で購入する必要があります。1回分¥100強ぐらいですが、一般的に血糖値は1日数回は計測する必要があるので、長期では経済的負担が大きいです。しかしながら、まずはこのような形で簡単に現在の抗体価がわかる機器の登場が待たれます。

 

6. まとめ

  • 交互接種は安全
  • ファイザーファイザーで来た方は、モデルナが最強!
  • その分、モデルナの方が副反応は強く出るが、苦労した分見返りも大きい
  • 副反応の出方は個人差がかなりある
  • 副反応は予想出来て、数日で直るので、我慢できる
  • 一番気にしなければならないのは後遺症
  • その為にも、最強のモデルナがいい
  • 政府も後押ししていて、岸田総理、小池百合子東京都知事、尾身会長はモデルナを2月上旬に接種済みです
  • モデルナならば、すぐに接種可能

 

今まで述べてきた事は私見なので、最終的には接種するしないも含め、自己責任で対応して下さい。

 

 

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