こんにちは!どこでもGOです!
京成佐倉駅・JR佐倉駅の近くにある美しい竹林に囲まれている坂、ひよどり坂に行った時合わせて行って来ました。佐倉市は江戸時代に築かれた佐倉城を中心として作られた町です。残念ながら佐倉城は明治時代初期に廃城となり地形が残っているだけで建物類は全くありません。武家屋敷もほとんどなくなりましたが、ここに武家屋敷が3棟保存されています。
ご紹介します。
目 次
1. 佐倉武家屋敷とは
この地は江戸時代、家老若林家をはじめ、佐倉藩を支えた上・中級武士の屋敷が立ち並んでいました。現在は生活様式の変化により、ほとんど取り壊されています。しかしながら、この地に武家屋敷3棟が保護・整備され、見学できるようになっています。
入館料は3屋敷共通で大人¥250です。コロナ前にはボランティアガイドがいましたが、当面ガイドはなく、自由見学です。
2. 上級武士:旧河原家住宅
千葉県指定有形文化財。典型的な上級武士の屋敷です。
中は、12畳、8畳、6畳2間、4畳2間の計6間と、台所、湯殿、納戸、板の間で構成されています。この様な棟が、玄関棟、座敷棟、居間棟、書斎棟など、複数ありました。上級武士とは300万石以上の藩士の事をさします。この住宅は最後は2006年に整備されたものです。市内に残る武家屋敷の中では一番古いです。
撮影がはいっていて見学できませんでした。写真に写っている方々は全て撮影の方々で、中の座敷で収録が行われていました。時代劇に出てくる会話が漏れ聞こえました。「今は話してはダメ」とスタッフの方に注意され、シャッター音ならしてのカメラ撮影もだめと・・・
3. 中級武士:旧但馬家住宅
中級武士とは100万~300万石の藩士の事をさします。この住宅は元からここにあるもので、1992年に整備されたものです。屋根は茅葺きですね。


中は、12畳、8畳、6畳2間、4畳2間の計6間と、台所、湯殿、納戸、板の間で構成されています。


座敷の真ん中にあるのは、甲冑(かっちゅう、武具の事)です。当時の書物・資料より復元されました。当世具足(とうせいぐそく)と言う種類です。


江戸時代、実戦で使われる事はほとんどなかったようですが、当時の武士たちは「武」の備えとしてこうした武具を持っていました。
4. 下級武士:旧武居家住宅
国登録有形文化財。典型的な下級武士の屋敷です。
中で撮影しているとの事で、外観見学しかできませんでした。
中は、8畳、6畳の2間と、台所、湯殿で構成されています。下級武士とは100万石以下の藩士の事をさします。
この住宅は1997年に移築され整備されたものです。
5. まとめ
武家屋敷、ひよどり坂、佐倉城址公園、国立歴史民俗博物館は全て歩いて周れるコースなのでお勧めです。国立歴史民俗博物館は規模がかなり大きいので半日かかります。もっとも、どんな所か見るだけの目的の方なら1時間ぐらいで可能かもしれませんが・・・
佐倉城址公園は、春は桜、秋は紅葉で有名なので、この時に兼ねて周るのもいいと思います。
江戸時代に思いをはせながら、のんびり周りましょう。
6. 基本情報
施設名称
佐倉武家屋敷
住 所
千葉県佐倉市宮小路町57
アクセス
車
東関東自動車道佐倉ICから約20分
駐車場
ここからすぐですが、止められる台数が少ない(10台)です。
2. 佐倉城址公園駐車場
この駐車場からはひよどり坂経由で徒歩15分ぐらいです。
この周りの観光ならば広いので確実です。
電 車
休館日
月曜日、但し祝日の時は翌火曜日
開館時間
9:00~17:00 最終入場16:30
入館料
大人¥250、学生¥120
武家屋敷3棟の共通券です。
問合わせ先
043-486-2947
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