こんにちは、どこでもGOです!
今回は、大分県別府市を代表する観光名所「地獄めぐり」を巡ってきました。
鉄輪(かんなわ)地区の5地獄と、北部地区の2地獄、計7ヵ所を全て巡る旅です。
約3km圏内に個性豊かな地獄が集まり、歩いても車でもまわれる人気コースです。
ご紹介しますね。

目 次
1. なぜ別府温泉だけ、こんなに色も形も違うの?
別府温泉の最大の特徴は、世界的にも珍しい“温泉の多様性”です。
温泉の色や形が異なるのは、次の3つの理由によります。
1.1 火山地帯ならではの複雑な地層構造
別府の地下には、鶴見岳や伽藍岳(がらんだけ)などの火山活動の影響で、石灰岩・火山灰・粘土層が複雑に重なっています。このため地下水が通るルートによって、硫黄・鉄・カルシウム・ナトリウムなどの含有成分が変わり、泉質が全く異なる温泉が生まれます。
1.2 鉱物成分の違いが“色”を生む
- 青 (海地獄) 硫酸鉄を多く含み、光の反射でコバルトブルーに
- 白 (白池地獄) 炭酸カルシウムが混ざり、乳白色に
- 赤 (血の池地獄) 酸化鉄を含むため真っ赤に
- 灰色(鬼石坊主地獄) 泥とシリカが混ざり、灰色の沸騰泥に
1.3 地熱とガス圧の違いが“形”を作る
間欠泉のように周期的に吹き上がるタイプ(龍巻地獄)もあれば、泥がボコボコと泡立つタイプ(鬼石坊主地獄)もあり、それぞれが地球のエネルギーの出方の違いを映し出しています。
つまり別府は、「地球が呼吸する姿」を一日で見られる温泉地です。
2. 鉄輪エリア(5地獄)
2.1 海地獄(うみじごく)
海地獄は、コバルトブルーの湯面が圧倒的な人気を誇る別府を代表する地獄です。

湯温度は約98℃。温泉蒸気で温泉饅頭を蒸しています。

園内には睡蓮池や足湯もあります。

地獄池の“裏側”から眺める景色は特に美しく、蒸気越しに広がる青色が一段と映えます。

また、お土産コーナーは地獄めぐりの中でも最も充実しており、名物グッズから限定商品まで幅広く揃っています。

2.2 鬼石坊主地獄(おにいしぼうずじごく)
灰色の泥がボコボコと沸き立つ地獄。こちらにも足湯があります。


表面が丸く盛り上がる様子が“坊主頭”のように見えることから名づけられました。


約10分間ほど約100℃の温泉蒸気で蒸された料理がいただけます。


2.3 かまど地獄(かまどじごく)
かまど地獄は、1丁目から6丁目まで異なる景観の“地獄”が並ぶ、鉄輪地区でも特に人気のスポットです。


各丁目ごとに湯の色や温度が違い、湯面に立ちのぼる蒸気の迫力が至近距離で楽しめます。
一丁目


二丁目

三丁目


スタッフによる蒸気の実演ショーもあり、観る・食べる・浸かるを一度に楽しめる体験型の地獄です。
四丁目


名物の「地獄蒸しグルメ」コーナーには常に人だかりができており、噴出蒸気を利用したプリンや卵などの温泉グルメを味わえます。

さらに足湯・砂むし足湯スペースも併設されているので、蒸気を眺めながらゆったりとひと休みできるのも魅力。でも、芋煮状態でしたが・・・ (~_~;)

五丁目


六丁目


かまど地獄には、飲泉コーナーと“地獄のスチームフェイス”と呼ばれる温泉スチームエステがあり、名物の湯けむりを体験できます。

飲める温泉のまろやかな味わいと、ミストが肌にあたる心地よさが人気です。

2.4 鬼山地獄(おにやまじごく)
鬼山地獄はワニ地獄の名でも知られ、敷地内には多数のワニが複数の飼育場に分かれて暮らしています。


入口の建物内には、かつて飼育されていた体長約5~6mといわれる世界最大級のワニ「イチロウ」の巨大はく製が展示されており、圧巻の存在感。

迫力ある生態を間近で見られる、地獄めぐりでも個性の強いスポットです。

2.5 白池地獄(しらいけじごく)
白池地獄は、名前のとおり乳白色の湯面が静かに広がる、落ち着いた雰囲気の地獄です。

地下から湧き上がるときは透明な湯ですが、地表に出て空気に触れることで成分が反応し、白く濁るのだそうです。

池の周囲には和風庭園が整えられ、蒸気の音だけが響く穏やかな時間が流れます。

さらに敷地内には“熱帯魚館”が併設されており、温泉熱を利用した珍しい熱帯魚の飼育展示が見られるのも特徴。

賑やかな地獄めぐりの中で、ひと息つける静かなスポットとして人気です。
3. 北部エリア(2地獄)
3.1 血の池地獄(ちのいけじごく)
1400年以上前から記録が残る最古の地獄ともされ、湧き上がる熱泥がつくり出す赤色は自然現象とは思えないほど鮮烈。

血の池地獄は、地中の粘土に含まれる鉄分や酸化物が湯に溶け出すことで、池全体が真っ赤に染まる珍しい地獄です。

血の池軟膏は、血の池地獄の赤い粘土成分“赤湯泥”を使った名物のお土産で、肌荒れやひび・あかぎれに良いと評判の軟膏です。

昔から地元で親しまれている実用品で、コンパクトで持ち帰りやすいのも人気の理由。旅の思い出としても話題性バツグンです。

3.2 龍巻地獄(たつまきじごく)
龍巻地獄は、約30分ごとに熱湯が勢いよく噴き上がる間欠泉が名物の地獄です。

噴き出す湯柱は本来30mに達するといわれる迫力ですが、現在は安全のため上部を石の屋根で覆っているため、写真のように高さを抑えた状態で観覧します。

それでも、地下から一気に湯が吹き上がる瞬間は迫力があり、見応えは十分。噴出は3~5分ほど続き、立ち上る蒸気と湯音が間近で体感できます。

噴出が始まる直前には売店の方が声をかけてくれるので、待ち時間はお土産売店で休憩しながら待つのもおすすめ。待ち時間の静けさと、噴出が始まる瞬間の緊張感のコントラストが、この地獄の大きな魅力です。奥は見学席です。

4. アクセスと回り方のコツ
- 人気観光地なので、混みます。避けられる方は、土日祝は外した方がいいです。特に、海地獄は規模も大きいので大型観光バスも多数。チケット購入に20分待ちもあります。
- 鉄輪地区の5地獄 → 北部地区の2地獄という順が効率的(混む方が先)
- 鉄輪地区の方が人気なので、少しでも早めに周りたい
- 周り始めがお昼ぐらいになったら、北部地区の方がすいている
- 鉄輪地区と北部地区の距離は約3km。徒歩ではつらい。北部地区にも無料駐車場は完備しています。レンタサイクルはお勧め。
- 各地獄に駐車場・足湯・売店あり。海地獄が約230台なので拠点にすると便利。
- 所要時間は写真を撮りながらで約3~4時間。
- 7地獄周れる共通券を利用する。各地獄では半券を自分で切って、箱に入れるだけ。

5. その他TIPS
- 青を撮るなら海地獄は晴天順光がベスト
- 湯けむりは朝方・夕方が濃い。冬場の夕方は既に暗いので今一歩。
- 龍巻地獄は噴出間隔が約30分なので、時間に余裕をもって。噴出していない時は、みる所はないです。
- 1丁目から6丁目まであるかまど地獄は人が多いので、奥の丁目から周るのもあり
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6. まとめ
別府の地獄めぐりは、ただの観光ではなく地球の鼓動そのものを感じる体験です。
青・白・赤・灰、それぞれの湯が生まれる背景を知ると、温泉の見方が変わります。その意味で先に、地獄温泉ミュージアム(鉄輪地区にあり)を先に訪問しておくのは有効です。
7つの地獄を巡ることで、「入る温泉」だけでなく「見る温泉文化」を実感できました。
スタンプラリーもやっているので、さらに楽しくなります!

7. 基本情報
施設名称
別府地獄めぐり
所在地
営業時間
8:00~17:00
7地獄共通観覧券
大人 ¥2,400
小人(小・中学生) ¥1,200
鉄輪地区の5地獄のみの共通観覧券はありません。
駐車場
各地獄に無料であり。
これ以外でも民間の小規模有料駐車場が点々とあります。
地獄名 駐車可能台数
海地獄 230台
血の池地獄 130台
龍巻地獄 80台
鬼山地獄 60台
白池地獄 45台
かまど地獄 35台
鬼石坊主地獄 35台