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安倍文殊院 奈良 「三人寄れば文殊の知恵」の文殊菩薩 実際見たらすごい迫力 ズンズン迫って来る! ゴールドの六角堂

こんにちは!どこでもGOです!

奈良の安倍文殊院に行って来ました。ご本尊は「三人寄れば文殊の知恵」のことわざで有名な文殊菩薩です。本物を見たらすごい迫力で、ズンズン迫ってきました。

2023年は干支で言うと兎(うさぎ)年。文殊菩薩は兎年生まれの守り本尊です。一度訪れてみるのもいいですね。お勧めです。

ご紹介しますね。

 

目 次

 

1. 安倍文殊院とは

安倍文殊院は、奈良県桜井市阿部にある華厳宗(けごんしゅう)の寺院です。開基は安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)で、安倍一族の氏寺として、大化元年(645年)に建立されました。本尊は「三人寄れば文殊の知恵」のことわざで有名な文殊菩薩。知恵の仏様です。華厳宗東大寺の別格本山です。鎌倉時代には奈良大和四寺の1つとして、大変にぎわっていました。

華厳宗は学問を重視する側面が強く、葬儀や祭礼といった主教儀礼を行わない事で有名です。実際、ここ安倍文殊院には、他の寺院によくある広い墓地はありません。檀家さんもいません。なので、檀家さんからのお布施などの収入はありません。文殊菩薩像のある本堂への参拝料、ご祈祷料のみで運営しています。

境内マップ

認定など

 

2. 表山門

入口の門にあたります。江戸時代に作られました。門の左横に置かれてある石には下馬という文字が彫られてあります。これはどんな身分の方でもこの門より先は馬を下りて参拝するようにという意味があります。

 

3. 本堂(文殊堂)

本堂です。ここに騎獅文殊菩薩が祀られています。本堂は入母屋造りの七間四面の建物で前に礼堂(能楽舞台)が備わっています。

 

4. 騎獅文殊菩薩

きしもんじゅぼさつ。本堂内におられるご本尊。

「三人寄れば文殊の智恵」のことわざでも有名な文殊菩薩で、台座含め約7m、日本最大です。快慶作の国宝です。(台座の獅子は快慶作ではありません。)近寄るとかなり大きいので、圧倒されます。写真撮影禁止だったので、お借りしました。

引用:安倍文殊院HP

 

左から順に下記です。

  • 維摩居士(ゆいまこじ)
     維摩経によると維摩居士が病気であった際、文殊菩薩がお見舞いに訪れた時、すばらしい法論が生まれたという話があります。
  • 仏陀波利三蔵(ぶっだはりさんぞう)
     バラモンの僧です。
  • 騎獅文殊菩薩(きしもんじゅぼさつ)
     ご本尊。獅子に乗られ、右手は「降魔の利剣(ごうまのりけん)」という剣を持ち、左手には慈悲・慈愛を象徴する蓮華(れんげ、ハスの花)を持たれています。
  • 善財童子(ぜんざいどうじ)
     純粋可憐な童子文殊菩薩の教導を受け、仏の悟りを得るために、53名の善知識を歴参することで知られています。渡海文殊群像では先導役となっており、顔が正面を向いていますが、本来は文殊菩薩に呼び止められ、振り返りながら見ているお姿をされています。
  • 優填王像(うでんのう)
     文殊菩薩が乗る獅子の手綱を持つ優填王像(うでんのう)は西域・優填国の王であったと伝えられています。華厳経の新訳本が優填国の僧によって成されるなど、華厳経と優填国は密接な関係にあることから、執り入れられたものと思われています。

 

5. 金閣浮御堂 霊宝館

きんかくうきみどう。¥700。文殊に浮かぶように建っている六角堂です。1985年に建立されました。中には十二天と言う仏教の法を守る守護神などが祀られています。十二天とは四方(東・西・南・北)と、四隅(東北・東南・西北・西南)の八方、天と地、日と月、すべての方角を司ります。

拝観券を購入すると、七まいり札がもらえます。人は一生のうちに7つの思いがけない災難にあうとされています。こうした七難に遭わないように厄除け・魔除け・災難除けができます。御堂の周りは回廊になっています。時計回りに1回つまり1周する毎に札をお納め札箱にいれます。7周して全てのお札をお納め札箱に納めます。こうする事で七難を取り除いてからお堂に入ります。

 

6. 西古墳

ここには、東古墳と西古墳の2つがあります。東古墳は玄室にははいれませんが、西古墳はOKです。西古墳は安倍文殊院を開基した安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)のお墓です。中には弘法大師が造られた願かけ不動尊が祀られていました。特別史跡です。古墳の特別史跡指定は全国でも数件しかないので、貴重です。

石材は良質な花崗岩を加工し、左右対称に石組みがされています。玄室の天井岩は一枚の石で、大きさは15㎡あり、中央部分はアーチ状に削られています。

 

7. 十一面観音

十一面観音は、苦しんでいる人をすぐに見つけるため、頭上に11のお顔があり常に全方向を見守っています。奈良時代から多く信仰され、延命、病気治癒などを願って各地でお祀りされるようになりました。古来より当山に伝えられる十一面観音は昭和57年(1982年)に、この場所に勧請し建立されました。

 

8. 合格門

この門の先には晴明堂があります。晴明堂は、平安時代陰陽師安倍晴明をお祀りしています。平成16年(2004年)、安倍晴明千回忌を迎えるにあたり200年振りに晴明堂が再建されました。文殊院ですものね。知恵の神様。合格しなきゃ!

 

9. ご朱印

カラーご朱印¥700です。きれいですね。

 

10. 参拝記念品

参拝記念としていただきました。絵葉書は善財童子(ぜんざいどうじ)。文殊菩薩に呼び止められ、振り返りながら見ているお姿です。

知恵のらくがんです。たっぷりの本葛と寒梅粉を使用し、中には小豆餡が詰められています。表面には魔を追い払う五芒星が型押しされています。

 

私が一番利用しているクラブツーリズムです。宿の質の高さ、添乗員さんのレベルが高いので気に入っています。

 

11. 基本情報

施設名称

安倍文殊院

住 所

奈良県桜井市阿部645

アクセス

最寄り駅の近鉄大阪線・JR 桜井駅(同じ名前)から徒歩20分、バスでは7分

駅には北出口・南出口にタクシー乗り場あり

電 話

0744-43-0002

拝観料

  • 本堂 国宝文殊菩薩 ¥700 参拝記念品付
  • 金閣浮御堂霊宝館  ¥700 七まいりおさめ札・御守り付
  • 上記共通参拝券   ¥1,200

拝観時間

9:00~17:00 年中無休

所要時間

1時間弱

創 建

645年

駐車場

有料であり

乗用車200台

バリアフリー

車いす対応済