こんにちは!どこでもGOです!
現代日本を代表する芸術家・岡本太郎のあまりにも有名な言葉です。日本人なら知らない人はいないでしょう。代表作である1970年の大阪万博の太陽の塔はTVでもしばしば出て来ます。特に最近はコロナのおかげで赤い顔を何回も見たと思います。今一度、彼の作品にふれたくなりました。
ご紹介します。
目 次
- 1. 川崎市岡本太郎美術館とは
- 2. 到着・入館
- 3. 常設展 太郎の創造展~創らなければ、世界はあまりにも退屈だ~
- 4. 油彩・ドローイング
- 5. 一平・かの子コーナー
- 6. 立体作品
- 7. 椅子コーナー
- 8. ミュージアムショップ
- 9. カフェテリア
- 10. まとめ
- 11. 基本情報
1. 川崎市岡本太郎美術館とは
神奈川県川崎市多摩区の生田緑地(いくたりょくち)内にある市立の美術館。川崎市生まれの芸術家・岡本太郎より川崎市に寄贈された作品1779点を所蔵・展示しています。岡本太郎の死後3年後の1999年に開館。いわゆる、岡本ワールドを体感できます。
芸術の枠を超えて世界で活躍した岡本太郎の精神やエネルギーをめいっぱい感じる事ができます。
岡本太郎美術館は生田緑地の中にあります。
生田緑地とは、昭和16年(1941年)に都市計画された、首都圏を代表する緑豊かな自然環境を有した緑地で、丘陵地の地形と里山の自然を活かした公園です。後ろの黒っぽい建物は、東口ビジターセンターです。
生田緑地にはこの他に下記の施設があります。
- 藤子・F・不二雄ミュージアム
- かわさき宙(そら)と緑の科学館 (主にプラネタリウム)
- 日本民家園(伝統工芸館)
- 花園(つつじ、しょうぶ、梅、ばらなど)
ばら苑は2022年5月22日で終了
2. 到着・入館
生田緑地のうっそうとした林の中を抜け、階段を上がると美術館です。
美術館のマーク、太陽の顔です。
チケットは自販機で購入ですが、さすが、画面は他よりアートですね。
エントランスホールにある作品太陽の鐘を鑑賞。伊豆富士見ランドに設置されたモニュメント<太陽の鐘>の釣り鐘部分をFRP(繊維強化プラスチック)で作成しました。左右にある2つが、現在企画展をしている 小松美羽(みう)作「山犬様 招き」です。悪を遠ざけ、正しい道にいざなってくれている山犬様です。
岡本太郎っぽさがでて期待できます。後ろに写っている③から入場します。
3. 常設展 太郎の創造展~創らなければ、世界はあまりにも退屈だ~
はいるやいなや、これです!太陽の塔のレリーフです。これこれ!
ちょっと、コロナの緊急宣言の赤い太陽の塔を思い出します。赤って、恐ろしいですねよ
4. 油彩・ドローイング
4.1 天空に我あり(1967年)
この作品のまわりには、この下書きであるドローイングが5点ほど掲載されていますが、実際には65点ものドローイングが館内には保存されています。決して感性のままに一気に描いているわけではないのです。綿密な準備、構図決め、試し書きなど、試行錯誤の連続でかなり時間をかけています。
4.2 マラソン(1964年)
岡本太郎は様々な形でオリンピックと関わって来ています。1964年にアジアで始めて開催された東京オリンピックでは、建築家・丹下健三とのコラボといえる国立代々木競技場・第1体育館の南口ロビーに高さ3m、幅50mにおよぶ5面の壁画などを作っています。その後も、札幌オリンピックの公式参加メダルやミュンヘンオリンピックの公式参加メダルをデザインしています。
本作品は、当時は勝ち負けばかりが注目され、芸術とは全く結びつかない風潮があったので、逆にめいっぱい楽しく、ナンセンスに書いたと言っています。
5. 一平・かの子コーナー
岡本太郎は漫画家・岡本一平と作家家・岡本かの子の長男です。ここには岡本太郎の生涯が記録されています。芸大中退後、渡仏してソルボンヌ大学で哲学や心理学などを学び、あの芸術が生み出されました! 岡本太郎は1911~1996。
6. 立体作品
6.1 平和を呼ぶ(1988年)、戦士(1971年)、呼ぶB(1990年)
右からの順です。
6.2 樹人(1971年)
6.3 動物(1959年)
7. 椅子コーナー
- ゆったり(1956年) (右手前)
- ひもの椅子(1967年) (右上・上奥)
- 手の椅子(1967年) (上まん中)
- サイコロ椅子(1957年) (左奥)
- 駄々っ子(椅子)(1969年)(左)
- 坐ることを拒否する椅子(1963年) (中央)
岡本太郎関連商品はたくさんありますね。見ているだけで楽しいですよ。
8. ミュージアムショップ
1階に設けられたミュージアムショップでは岡本太郎グッズ、美術館のオリジナルグッズをはじめとし、ポスター、ポストカード、美術関連書籍、展覧会カタログなど豊富にそろっています。営業時間10:00~17:00。
ほらほら!おなじみのデザインもいっぱい!
9. カフェテリア
生田緑地の林を抜けて、階段を上がった右手にカフェテリアTAROがあります。おいしい飲み物とケーキを味わいながら、展覧会の感動と余韻にひたるのもよいのでは。営業時間10:00~17:30。
岡本太郎作 樹霊I(1997年再作成)
1970年に開催された大阪万博の太陽の塔の地下に展示された作品。人間の根源的な感情を具現化した神像として作られました。
大きなガラス越しには、エントランスの石段、生田緑地の木々の緑、青い空をながめながらのティータイムが楽しめる場所です。値段はリーズナブルです。
10. まとめ
いかがでしたか。いくつか作品をご紹介しましたが、現地にはまだまだたくさん印象的な作品がいっぱいです。現地に行って、感じないとわかりません。
作家の心の中でなんらかの爆発が起こることによって芸術は生まれる。
また、芸術を完成させるためには莫大なエネルギーが必要であり、そのエネルギーは精神の爆発によって生み出される。
さらに、芸術は受け手の心にも感情の爆発を呼び起こす。
芸術はあらゆる意味で爆発なのである。
アートは魂を癒やす薬!
癒やされに訪れてはいかがでしょうか。
しばらく改装工事で長期休館(22/09/01~23/01/31)になります。いそげ、急げ!
2022年8月28日まで企画展として小松美羽展開催中です。小松美羽は、神獣(しんじゅう)、祈りといった「見えない何か」をモチーフに描く、神秘的な世界観を創り出す事のできる現代アーティスト!最高です!
11. 基本情報
施設名称
事業主体
開 館
1999年10月30日
住 所
電話番号
044-900-9898
開館時間
9:30~17:00
休館日
月曜日(祝日の場合は除く)
祝日の翌日(翌日が土日の場合は除く)
年末年始
観覧料
企画展含む
現金のみ
大人・学生・65歳以上 ¥1,000
中学生以下 無料
アクセス
生田緑地入口から徒歩5分
向ヶ丘遊園駅から生田緑地入口までバスの便あり
駐車場
生田緑地駐車場
東口駐車場 160台 ¥200/最初の1H、以降¥100/H
西口駐車場 52台 同 上