こんにちは!どこでもGOです!
招き猫で有名な豪徳寺に行って来ました。なぜこの時期に訪れたかと言うと、招福殿の改修工事が終わったからです。コロナ禍・人手不足もあって、完成予定日が何回も延期され、やっと2022年6月30日に完了。
新しくなった紹福殿!
ご紹介します。
目 次
1. 東急世田谷線 三軒茶屋駅 招き猫電車
豪徳寺へ行くのに一番近い駅は東急世田谷線の宮の坂駅になります。そこへは三軒茶屋駅から東急世田谷線に乗ります。写真は三軒茶屋駅、右が乗車ホーム、左が降車ホームです。三軒茶屋駅、下高井戸駅は始発駅で大きな駅なので、自動改札ゲートがありますが、他の駅はゲートはありません。その代わりに、電車に乗る時に電車内にある自動支払機にICカードをタッチする方式です(現金も可)。バスと同じですね。
ここには招き猫電車がたった2両編成ですが、走っています。東急に問い合わせても、運行スケジュールは教えてくれないそうです。
期待しながら待っていると、あ、ああ、目みたい!!!!!
ああああああああああ!
もしかして、あれは 招き猫電車!!!!!!!!!!
ラッキーです!運がいい!俺、もっている?
かわいい~~ でも、じっと見ると、ちょっと怖い・・・
車体横のラッピングもかわいい~
床には足あとが付いています。
つり革もねこ型!かわいい~
実はこの招き猫電車、2017年に初代が走り始め、2019年に現在の2代目が少しデザインを変えて走っています。
この招き猫電車は、第11回東京屋外広告コンクールにおいて、東京都都市整備局長奨励賞を受賞しています。
2. 豪徳寺
2.1 豪徳寺とは
東京都世田谷区豪徳寺2丁目にある曹洞宗の寺院です。招き猫発祥の地と言われています。寛永10年(1633年)、彦根藩主・井伊直孝が井伊家の菩提寺として伽藍を創建し整備しました。井伊家の歴代の方がここに眠っています。
約5万㎡の敷地(東京ドームより大きい)なので広い境内ですね。御利益は、家内安全・商売繁盛・開運招福と一般的なものですが、招き猫が守ってくれています。
2.2 表参道の松並木がすごい
この松並木を見て下さい。200mほどなので長いわけではありませんが、1本1本が大きく長くうっそうとしています。
世田谷区の地域風景資産にも選定されたもので、必見!
2.3 山 門
いい雰囲気ですね。これは昭和初期に再建された門です。元の門は関東大震災(大正12年、1923年)時に壊れてしまいました。都史跡 井伊直弼のお墓があります。
山門の扁額には「碧雲関」という文字が書かれており、「外の世界と境内を隔てるために建てられた門」を意味すると言われています。
境内図はこちらです。
2.4 献香所
大きな狛犬がのった献香所です。お焼香します。後ろの建物は仏殿です。
2.5 三重塔 で猫探し
平成18年(2006年)5月に新たに建立されました。高さ22.5mです。
釈迦如来像、迦葉尊者像、阿難尊者像、招福猫児観音像が安置されています。
各面に十二支が描かれています。三支/面で4面です。こちらの面は、丑(うし)、子(ね)、亥(い)です。
子年(ねずみどし)はねずみと猫がいっしょに描かれています。なぜか、仲いいんですね。
二層目に3匹猫がいます。
ちょうど真ん中あたりを拡大しました。わかりますか?
三重塔にはこのように4匹の猫が描かれているので、発見してね!
2.6 仏 殿
延宝5年(1677年)建立なので、345年前の建物です。井伊直孝の娘・掃雲院が父の菩提を弔う為に建立しました。仏殿の正面に篆額「弎世佛」があり、現在・過去・未来の三世を意味する諸佛などが安置されています。
平成2年(1990年)に世田谷区指定有形文化財に指定されました。
2.7 招福殿 ~圧倒される大量の招き猫~
かつて、境内の彦根藩の墓地の奥には猫の塚があり、福にあやかろうと、多くの人が境内の奥地までわざわざ足を運んでいました。人々が、もっと自由に参拝できるようにと、昭和7年(1932年)に招福殿が建立されました。
改修工事と言う事で、当初2022年始めぐらいまでの工期でしたが、コロナ禍、人手不足で延びに延びて2022年6月30日に完了。7月1日より一般公開となりました。真新しい招福殿。いい縁がありますように。
入口では、ちょっと大きめの招福猫児(まねきねこ)が出迎えてくれます。これは銅製で、令和2年(2020年)3月10日にお披露目されました。
まず参拝者は思い思いの大きさの招き猫を購入し、願をかけます。成就したら、招福殿の横に奉納するならわしです。全部で9種類用意されています。
豪徳寺の招福猫児は小判をもっておらず、右手を上げています。「福」を与えてくれるわけではなく、「縁」を与えてくれるんだそうです。人との縁を生かすも無くすも自分次第。感謝の気持ちがあれば、自然と福をもたらしてくれるとのことです。
よく見ると1匹1匹微妙に顔が違いますね。
招福殿の裏手にある奉納所です。こちらにもいっぱい!
井戸も真新しくなりました。
自分の家にも招き猫が欲しいと思っている、そこのあなた!見るだけでもたくさんあって楽しいですよ。
2.8 赤 門
井伊家の上屋敷にあった長屋門を、井伊家から寄進されました。元々は東門にありましたが、現在の場所に移築しています。この先は招福殿につながっています。
2.9 法堂(本堂)
昭和42年(1967年)に造営されました。
法堂には聖観世音菩薩立像、文殊菩薩坐像、普賢菩薩座像、地蔵菩薩立像が安置され、さらに寺宝の「井伊直弼肖像画(井伊直安作)」が飾られています。
2.10 梵鐘(ぼんしょう)
延宝7年(1679年)、藤原正次(釜屋六右衛門)により鋳造されました。343年前の建物です。区内最古で、美術的にも高い評価があります。平成12年(2000年)に世田谷区指定有形文化財となりました。
2.11 ご朱印 の線は細い
書置きのみで¥300です。めずらしく線の細い御朱印ですね。
2.12 絵 馬 コンプする!
毎年、その年の干支+猫です。今年は寅年なので、これですね。一度始めると、全種類コンプしたくなりますね 笑
2.13 彦根藩主 井伊家墓所
招き猫伝説
江戸時代に彦根藩第2代藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかった際、この豪徳寺の和尚の白い飼い猫「たま」が門前で手招きするような仕草をしていた為に立ち寄って休憩した所、雷雨が降り始めた。この猫によって雷雨を避ける事ができ、さらに和尚の興味深い説法も聞けた直孝は喜び、当時荒れていた豪徳寺を立て直す為の多額の寄付をし、寛永10年(1633年)、伽藍を創建し整備しました。
この事が縁で豪徳寺は井伊家の菩提寺となり、桜田門外の変で暗殺された江戸末期の大老13代井伊直弼(なおすけ)のお墓があります。井伊家の歴代の方がここに眠っています。
平成20年(2008年)に国史跡に指定されました。左が江戸末期の大老13代井伊直弼(なおすけ)のお墓です。
3. 豪徳寺商店街
3.1 電柱が招き猫?!
商店街にある電柱の一部は招き猫電柱になっています。町全体で盛り上げていますね。
3.2 RARASAND SETAGAYAの猫招きもなか
Art Gallery & Café と銘打っている喫茶店です。主張すぎる もなか(¥350/2匹)を買う事ができます。サクサクバリバリタイプとザクザクバリバリタイプの2種類。これは、世田谷みやげに指定されています。
別途付いている餡を自分で入れる事で完成するもなかです。変わっていますね。ザクザクバリバリタイプを買いました。
3.3 HOLIC color drinksの飲み物
ちょっとわかりにくい所にありますが、スムージーなどいろいろユニークな飲み物がそろっています。
世田谷じんじゃーぷりん、世田谷じんじゃーソフトクリーム猫のクッキー入り¥490など、招き猫関連製品に力をいれています。
3.4 小田急豪徳寺駅前には大きな招き猫
豪徳寺駅改札を出たところで大きな招き猫像がお出迎えです。世田谷区と小田急電鉄の協力で、平成22年(2010年)6月に出来ました。
4. まとめ
いかがでしたか、以前行かれた方も新しくなった招福殿と招き猫に会いに行かれたらいかがでしょうか。今回はAction Listの形でMust Doをまとめました。
- 世田谷線宮の坂駅まわりは住宅地なので他に見るようなところはないが、世田谷線の招き猫電車に出会いに行こう!
- 小田急線豪徳寺駅からは、豪徳寺商店街を通るので猫関連商品をさがすのが楽しみ(猫探し)
- 表参道の松並木は豪華!
- 三重塔に描かれている猫4匹をさがす
- 招福殿前の大きめの招き猫の銅像の頭をなでる
- 招福殿横の奉納所にいる招き猫から自分の好みの猫ちゃんをさがす
- 仏殿と梵鐘(鐘楼)は共に350年近く前のものなので、歴史の重みを感じる
- 井伊家墓所を訪れ、井伊家の方とお話をする
- ご朱印をいただく
5. 基本情報
名 称
大谿山 豪徳寺 (だいけいざん)
宗 派
住 所
東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
電話番号
03-3426-1437
拝観時間
3月下旬~ 6:00~18:00
9月下旬~ 6:00~17:00
アクセス
駐車場
あり、15台
表参道からはいると駐車場があります。
トイレ
駐車場にあり。新しくて、きれいです。
所要時間
軽くなら30分、隅々までなら1時間