こんにちは!どこでもGOです!
皆さんトイレに行きますよね。未だにハンドドライヤーが使用禁止になっていて、不便さを感じてはいませんか?コロナが広がり出した頃には、ハンドドライヤーはウイルスをまき散らすから危険だと言う事で、使用禁止になりました。当時はよくわからなかったので、何でも禁止は致し方なかったかもしれません。
でも現在は研究も進み、全く危険性はなく、むしろ、使用禁止を続けているとより感染リスクを高める事がわかっています。その事がアナウンスされたのは1年も前の、昨年2021年の春です。
どうなっているのでしょうか?
目 次
1. ハンドドライヤーの使用は感染リスクを小さくする
私の勤務しているビルのトイレも使用禁止。マクドナルドでも使用禁止です。(たまたま、そのマクドナルドだけかもしれませんが。)他の多くの所でハンドドライヤーは使用禁止です。
不便・・・
いつまで使用禁止なんだろう?
コロナが終わるまで?
終わりが来るの?
使用禁止なのは正しい処置なの?
ちょっと調べてみました。
NIID国立感染症研究所、厚生労働省、経団連などのHPを参照してまとめたものです。
まず、コロナの感染経路ですが、主に下記の3種類です。
- エアロゾル感染
空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと - 飛沫感染
ウイルスを含む飛沫が口、鼻、目などの露出した粘膜に付着すること - 接触感染
ウイルスを含む飛沫を直接触ったか、ウイルスが付着したものの表面を触った手指で露出した粘膜を触ること
2,3に関しては感染する事が実証されていますが、1に関してはいろいろな論文があり完全に立証されているわけではないそうです。
今回はハンドドライヤーの件なので、エアロゾル感染にフォーカスします。
感染者(無症状者を含む)が利用した直後にトイレにはいると、比較的ウイルス濃度の濃い空気の塊に遭遇する可能性があり、その空気の塊を吸い込む事で感染する可能性があると言う事です。
それを避けるには、トイレ内の空気を換気すればよいのですが、窓などがなく換気できなければ、空気をかきまぜてウイルス濃度の濃い空気の塊を作らない事です。
それを実現するのに一役かっているのが、ハンドドライヤーです。
つまり、ハンドドライヤーを使用禁止にし続ける事は、感染の危険性を放置し続けているという事です。
一刻も早くハンドドライヤーの使用を再開し、ウイルス濃度の高い空気の塊を排除して欲しいものです。
2. 経団連の提言
経団連は感染予防対策ガイドラインの初版ではハンドドライヤーの使用禁止を推奨しましたが、2021年4月13日の2回目の改訂版公開時には使用禁止の文言を削除しました。
- 2020/05/14 初版
- 2020/12/01 第1回改訂版
- 2021/04/13 第2回改訂版
「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を再訂 (2021年5月13日 No.3498) | 週刊 経団連タイムス
3. 厚生労働省の提言
2020/05/04の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議での提言では、ハンドドライヤーの使用禁止を推奨しています。
2021/01/08の厚生労働省労働基準局長からの文書においても、ハンドドライヤーの使用禁止を推奨しています。
私はこれ以降、使用を認める提言を見つける事ができませんでした。
4. 三菱電機の見解
ハンドドライヤーの有力メーカーの1つである三菱電機では、ハンドドライヤーは空気を噴出しているだけなので、先の飛沫感染、接触感染とは関係がありません。したがって、ハンドドライヤーが原因で感染する事はないので、安心して使用して欲しいとしています。
また、手洗い後アルコール消毒を実施したとしても、乾燥させた手でないとその濃度が薄まる事で十分な効果が得られないと言っています。
下記URLにその検証結果と共に掲載されています。
ジェットタオルと新型コロナウイルスの関連について|三菱電機 空調・換気・衛生
5. まとめ
コロナに感染するのは、比較的短時間に多量のウイルスを取り込んだ場合なので、ハンドドライヤーで空気をかき混ぜる事で、ウイルス濃度の濃い空気の塊が解消され、感染リスクは小さくなります。
したがって、ハンドドライヤーを使用禁止にしているのはあえて危険な状態を放置し続けていると言えます。すぐに、使用禁止を解除した方がいいです。
WHOも一度も使用禁止を推奨した事はなく、手洗い後はハンドドライヤーなどで手を乾燥させる事を推奨しています。
いろいろ調べてみると、ハンドドライヤーの使用を禁止したのは日本だけみたいです。いつもの、安全過ぎる行動基準がいろいろな弊害をうんでいる訳ですね。(今回は、安全過ぎるのではなく、間違った基準ですが・・・)
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6. おまけ
6.1 登録商標
一般的にはハンドドライヤーと言いますが、既に下記のように商標が登録されています。使用する時にはちょっと気をつけましょう。
6.2 運用コスト比較
ハンドドライヤーとペーパータオルの運用コストを比較しました。圧倒的(1000倍)にハンドドライヤーの方が優れています。紙資源を使用しない点でSDGsにおいても勝っています。
- ペーパータオル
- エリエール エルヴェール ペーパータオル エコドライシングル 200枚入 ¥300
- 1回の手ふきでの使用量を2枚とすると、100回で¥300
- ハンドドライヤー
- TOTOによると電気代は、100回で¥0.3