こんにちは!どこでもGOです!
クリスマスシーズンを中心に、年末年始をはさみ、冬季のイルミネーションが全国各地で開催されています。今年も大規模イベントは減りましたが、イルミネーション自体は開催されています。そんな中、駅前のローカルなイルミネーションではありますが、東京のJR大森駅前のはユニークです。まだまだやっていますので、ご覧になってはいかがでしょうか。ご紹介します。
引用:大森駅山王口商店会HP
目 次
1. 山王口冬季イルミネーションとは
JR大森駅西口駅前で開催されている、異国情緒あふれるイルミネーションイベントです。大森駅山王口商店会が主催しています。テーマは「身近な空間に心温まるイルミネーションを」で、ティーカップをあしらったオリジナルイルミネーションなど他では見られない工夫をしています。オーロラ色に輝くイルミネーションをはじめ、灯籠、壁画、ウッドインスタレーションが飾られています。
こちらのイルミネーションは、地域活性化とともにSDGsも考慮したイルミネーションになっているとの事です!SDGsは流行り言葉になっていますが、真剣に継続的に取り組みたいですね。
今回のイルミネーションは株式会社トライデント・フレームワークスのイルミネーションを採用。この会社は太陽光などの電気事業をやる傍ら、店舗・商業施設・イベントのイルミネーションデザインなどのクリエイト活動をしている会社です。
2. 実際見てみました
商店街の顔でもある八景天祖神社まわりのエリアが異国情緒たっぷりに彩られています。心暖まる暖色系の色ですね。癒される!
お正月時には人手も多かったですが、今ではゆっくりと見られます。
色はシャンパンゴールドですが、オーロラ色との事。見る角度によって微妙に色合いが変わるのでそう名付けているそうです。
この時期の大森駅西口はデートスポットとしても最適ですね。
3. 馬込文士村散策のみち
このイルミネーションが飾られてある道は、馬込文士村散策のみちと名付けられています。
この付近、大森・馬込・山王、には大正時代から昭和初期にかけて、多くの文士が集まって来ていました。その方々の顔が壁面に紹介してあります。例えば、川端康成、山本周五郎、尾崎士郎、宇野千代、室生犀星、萩原朔太郎、吉屋信子など、そうそうたる面々です。
その頃の風俗つまり、ダンスホール、ダンスパーティー、洋装のモダンボーイ、断髪姿のモダンガール、麻雀、麻雀カフェー、相撲なども合わせて紹介されています。
昭和6年に文士の間で話が持ち上がり、「大森相撲協会」が発足しました。説明によると、相撲が行われたのは、本門寺公園になっています。池上本門寺の五重塔の近くにある、すり鉢状のような公園です。樹木が多く、その中に、広場があります。
江戸の三大娯楽と言えば、歌舞伎、遊郭、相撲です。この地に集まってきている文士である硬派の方々は、相撲に没頭していたのかもしれません。
4. 八景天祖神社
夫婦円満や恋愛成就のパワースポットとしても人気があるようですよ。ご祭神は伊勢神宮に祀られている天照大御神です。境内は広くありません。半分ぐらいは公園になっていて、ブランコ・すべり台などの遊具が置いてあります。
階段になっていますが八景坂と言う、急坂の上にあります。ここからの眺めはすごくよく、特にすばらしい8ヶ所の展望が選ばれた事から名づけられました。歌川広重作「名所江戸百景」にも坂の風景が描かれています。
5. まとめ
JR大森駅西口を出たすぐの所なので、途中下車して見に来てみてはいかがでしょうか!2月末までやっています。イルミネーションは短いですが、ご紹介したように、ティーカップ型なので異国情緒いっぱいです。
あわせて、この地に集まってきた文士達に思いをはせて、山頂の八景天祖神社からの眺めもお楽しみ下さい。
6. 基本情報
イベント名称
山王口冬季イルミネーション
会 場
〒143-0023 東京都大田区山王2-8-2
主催者
大森駅山王口商店会
アクセス
大森駅西口を出てすぐ。
池上通りを挟んだ向かい側に鎮座する八景天祖神社の参道入り口付近。
開催期間
21/12/15(水)~22/02/28(月)
開催時間
16:00~終電
参加費
無料