こんにちは!どこでもGOです!
東京・世田谷文学館で開催されている企画展伊藤潤二展を見てきました。楳図かずお似のおどろおどろしい作品がいっぱいです。原画なども豊富に展示されています。
ご紹介しますね。
引用:世田谷文学館HP
目 次
- 1. 伊藤潤二展とは
- 2. 伊藤潤二さんとは
- 3. 世田谷文学館
- 4. 第1章 美醜
- 5. 第2章 日常に潜む恐怖
- 6. 第3章 怪画
- 7. 第4章 伊藤潤二
- 8. ミュージアムショップ
- 9. まとめ
- 10. 基本情報
1. 伊藤潤二展とは
美しくもグロテスクな世界を描く漫画家伊藤潤二さんの初の大規模な個展です。約600点以上に及ぶ自筆原画、イラスト、絵画など作品豊富です。フィギュア原型師の藤本圭紀さんによる「富江」のフィギュアも見逃せません。場所は東京・世田谷文学館、比較的都心部にありながらも閑静な住宅地にある雰囲気のいい館です。
下記の2会場での開催です。
2. 伊藤潤二さんとは
1963年に岐阜県中津川市に生まれた、現在61才の漫画家です。ホラー漫画を中心に描いています。デビューのきっかけは、雑誌「月刊ハロウィン」に初投稿した「富江」(とみえ)が「楳図賞」に佳作入選したからです。
選考委員は、楳図かずお、稲川淳二など方々です。代表作は下記。
- 富江
- 死びとの恋わずらい
- うずまき
- ギョ
- 憂国のラスプーチン
- フランケンシュタイン
- 双一の勝手な呪い
有名な受賞は下記など。
- 2019年 アイズナー賞最優秀コミカライズ作品賞 フランケンシュタイン
- 2021年 アイズナー賞最優秀アジア作品賞、Best Writer / Artist部門賞 地獄星レミナ
あわせて、アイズナー賞最優秀は4度受賞しています。
アイズナー賞とは
正式名称ウィル・アイズナー漫画業界賞は、アメリカで最も権威ある漫画賞の一つで、「漫画のアカデミー賞」と呼ばれる賞です。識者と業界人によって受賞作が選ばれるのが特徴。
3. 世田谷文学館
1995年に東京23区では初の地域総合文学館として開館しました。世田谷固有の文学風土を保存・継承し、新たな地域文化創造の拠点をめざす文学館として活動しています。
以降で展示内容のごくごく一部をご紹介します。
4. 第1章 美醜
内面の醜さが表に出た途端に恐ろしい異形へと姿を変える。デビュー作となる「富江」を中心とした展示です。
富江・チークラブ
2023年
本展の為に書き下ろされたイラスト
怪奇カンヅメ
1996年 単行本「怪奇カンヅメ」
カバー用イラスト
フィギュア原型師の藤本圭紀さんによる「富江」のフィギュア、2024年の作品です。
ご先祖様
毛虫ではない。先祖達の頭蓋骨の集合体
父さんの頭のすぐ上は伯母さんの頭、その上はおばあちゃんの頭、その上は大おじの頭
5. 第2章 日常に潜む恐怖
ホラーの入口は常に、ごくありふれた日常の中に静かに存在している。うずまきを中心とした展示です。
ギョ
2002年「ギョ」単行本第2集、小学館
カバー用イラスト
6. 第3章 怪画
見る者は空想と現実の境を行き来し、圧倒される。
双一の勝手な呪い
月刊ハロウィン1995年2月号
扉絵イラスト
トンネル奇譚
1997年単行本「トンネル奇譚」
カバー用イラスト
血玉樹
月刊ハロウィン1993年11月号
漫画原稿
7. 第4章 伊藤潤二
ホラー漫画だけでなく、「ウルトラQ」などの特撮作品にのめりこみ、SF小説にも興味をいだいていく伊藤潤二。
放射状輪廻
2019年
イラスト集「伊藤潤二画集 異形世界」
カバー用イラスト
ドリルマン
2019年
クランチロール・エキスポ
イラスト
8. ミュージアムショップ
かなりにぎわっています。8割ぐらいは女性、1割ぐらいは外国人です。海外にも名は通っているので、都心を離れた文学館にも足を運ばれています。
9. まとめ
本展は、伊藤潤二の美しさと醜さ、人間の心理、社会の暗部等を掘り下げた作品が多数出展されていました。特に、「富江」は伊藤潤二の代表的なキャラクターであり、中心的な存在です。彼女の美しさ、ちょっと切れ上がった瞳、美しさと恐怖の対比がすばらしかったです。
最後には「うずまき」のVR体験などもあり、楽しみながら作品に触れる機会もありました。
これだけのボリュームのある展示はなかなかあるとは思えません。
東京会場では終了まで残りわずかですが、伊藤潤二の独特な世界観に触れてみたい方は訪れてはいかがでしょうか。
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伊藤潤二の全体像を簡単に知るにはグッズをみるのが一番!面白い!
10. 基本情報
展覧会タイトル
伊藤潤二展 誘惑
会 場
住 所
東京都世田谷区南烏山1-10-10
アクセス
会 期
2024/04/27(土)~2024/09/01(日)
開館時間
10:00~18:00 ※最終入館は閉館の30分前
休館日
毎週月曜日 但し、4/29、5/6、7/15、8/12は開館し、翌日休館
連絡先
03-5374-9111
拝観料
- 一般(大学生以上) ¥1,000
- 大学生・高校生・シニア ¥600
- 中学生・小学生 ¥300
- 未就学児 無料